をご紹介します。
グラデーションはデザインの出来を左右する重要なファクターです。素人とプロの差がでやすい部分でもあり、逆に美しいグラデーションを作成するコツをつかんでしまえばあなたのデザインは飛躍的に向上します。この機会にぜひPhotoshopのグラデーションの作り方をマスターしてみましょう!
Photoshopで美しいグラデーションを作るコツは色の差を小さくすることです。
色の差(彩度、明度)を近づけることでナチュラルで美しいグラデーションが作れます。初心者の方がグラデーションで陥りやすいミスの一つが色の差を大きくしすぎてしまう点です。
デザインによってはあえて色の差を大きくとるグラデーションもありますが、それはある部分を強調したいなどプロが意図的に設定したものです。通常のグラデーションでは色の差を小さく、”ちょっと控えめすぎるかな”と思うくらいで十分です。
Photoshopでグラデーションを作る際に、基準となる色は決まったけれどそれに対応させる色がなかなか決まらないといった事はありませんか?
そういう場合はHSBモードで対応する色を決めるのが便利です。HSBモードはH(色相)、S(彩度)、B(明度)で構成されています。
HSBモードでH(色相)を固定し、残りのS(彩度)とB(明度)を微調整することで簡単に美しいグラデーションを作ることができます。便利な方法ですのでぜひ覚えておいて下さい。
これは個人差があるかと思いますが、私はPhotoshopでグラデーションを設定する際はグラデーションツールを使わずレイヤースタイルから設定します。
レイヤースタイルはレイヤーパネルをダブルクリックすれば開きますし、一度設定したグラデーションを変更する時もパネルから簡単に変更できます。(参考:Photoshopのレイヤーの基本を説明)
Photoshopで一からグラデーションを作るのも良いですが、グラデーションプリセットを活用すると作業が効率化されます。
プリセットとはあらかじめ作成されたグラデーションが収納されているファイルのようなものです。グラデーションプリセットは無料で配布されることが多く、プリセットを活用することで簡単に美しいグラデーションを作成することができます。
25 High Quality Gradient Sets for Photoshop – 750+ Gradientsなどで紹介されている無料のプリセットから好みのグラデーションを選択しダウンロード、解凍します。
プリセットの保存先は[ローカルディスク(C)]→[ProgramFiles]→[Adobe]→[Photoshop CS(XX)]→[Presets]→[Gradients]フォルダです。(Windows7の場合)
プリセットを保存しただけでは使えません。Photoshopでプリセットを読み込む必要があります。
Photoshopでグラデーションのプリセットを読み込む場合は[プリセットマネージャー]を使用します。[編集→プリセットマネージャー]でダイアログを表示させ、グラデーションを選択します。読み込みをクリックして先ほど保存したグラデーションプリセットを選択します。
今回はPhotoshopでグラデーションを作成するときのコツとグラデーションプリセットの使い方についてまとめてみました。
特にグラデーションプリセットは便利ですね。プリセットを使用することで初心者の方でも簡単に美しいグラデーションを作成することができます。
プリセットに入っているグラデーションを研究することで勉強にもなりますね。インストールも簡単ですのでぜひお試しください!