ブロンズプレートで作ったようなフレームの作り方をご紹介します。
今回は図形で簡単に作るフレームの応用になります。Illustratorで大きさが違うフレームを3つ作り、Photoshopでブロンズのような質感を出してます。一見難しそうに見えますが作り方はとても簡単ですので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
正方形、長方形、楕円を上図のように重ねて配置します。
[全てを選択→パスファインダー→合体]。これでフレームが1つ完成しました。
※色は何色でも可。線なしで。
[オブジェクト→パス→パスのオフセット]で上図の設定をします。
Step01のフレームより一回り大きいフレームができました。
もう一度パスのオフセットをします。Step02で作ったフレームを選択し、数値を変え一番大きい外側のフレームを作ります。
これでフレームが3つできました。後はPhotoshopでブロンズのような質感を出します。
Photoshopにペーストします。レイヤーの順番は上から小さい順です。
(関連記事:Photoshopのレイヤーの基本を説明)
フレーム小にレイヤースタイルを設定します。
シャドウ(内側)を上図のように設定します。まだ「OK」はクリックしないで下さい。
パターンオーバーレイを設定します。[パターン:ゴールドメタリック]
光彩(内側)を設定します。色は[パターン:ゴールドメタリック]より少し濃いめにします。
「OK」をクリック。これでフレーム小のレイヤースタイルの追加が完成です。
ブロンズのような質感と、内側に窪で見えるようになりました。
フレーム中にレイヤースタイルを設定します。
ベベルとエンボスを設定します。
パターンオーバーレイを設定します。[パターン:ゴールドメタリック]。
これでフレーム中のレイヤースタイルの追加が完成です。
フレーム小とは逆に出っ張って見えるようになりました。
フレーム大にレイヤースタイルを設定します。
ベベルとエンボスを設定します。パターンオーバレイはフレーム小と同じ設定になります。
ドロップシャドウを設定します。これですべてのレイヤースタイルの設定が完成です。
フレーム大の外側に立体感ができました。フレーム全体に凹凸感ができ、ブロンズプレートらしさがぐっとでてきました。
フレーム大(レイヤー1)のレイヤーの上に新規の明るさ・コントラストレイヤーを作ります。
上図のように少し暗めに調整します。
ブロンズプレート風のフレームが完成しました。
一番外側のフレームの色を少し暗めにするだけで、より立体感が出て全体に引き締まった感じになりましたね。
文字を配置するとよりブロンズらしくなりますね。イラストを加えても良いと思います。
スタイルの設定を変えると、また違った質感ができるのでいろいろとお試しください。
(関連記事:イラストレーターでアンティーク調のフレームの作り方)