Photoshopで折り目のついたアンティーク加工の写真の作り方をご紹介します。
ポケットやお財布に折りたたんで入れてたような、リアルな折り目に見えますね。今回はアンティーク調にした写真に、折り目や傷のテクスチャを加えるだけでなく、リアルな折り目を表現します。
作り方を覚えてしまえば、色々な形の折り目を作ることができるので、ぜひ挑戦してみて下さい。
写真を用意します。
※今回はshutterstockで購入した写真を使います。
(上記写真はshutterstockで購入した写真です。こちらの写真を使用する際は必ず同サイトで購入し使用して下さい。)
写真のレイヤーの下に新規レイヤーを作成します。
新規レイヤーを選択し[イメージ→カンパスサイズ]で写真のサイズより幅・高さとも40px大きく設定します。
大きくした新規レイヤーは写真の縁の部分になります。
新規レイヤーを[#efeadf]のカラーで塗りつぶします。
続いてレイヤースタイルを選択し上図の設定をします。これで新規レイヤーの内側に縁ができました。
新規調整レイヤーの[色相・彩度]を上図の設定にします。
数値はあくまでも目安なので用意した写真に合わせて調整して下さい。
(関連記事:30秒で写真をセピアカラーにする方法3(Photoshop CS5))
カラー写真がアンティーク調になりましたね。
新規調整レイヤーの[レベル補正]を使って、写真を見ながら少しだけ暗めに調整します。
写真全体がStep04より少しだけ暗くなりましたね。
テクスチャを重ねてよりアンティーク調に見せます。
アンティークペーパー系の素材を一番上に配置したら[描画モード:オーバーレイ・不透明度:60%]に設定します。
アンティークペーパーのテクスチャがうっすら写真に透けて見えますね。アンティーペーパー系のモヤモヤしたテクスチャで写真を汚れたように見せます。
グランジ系の素材を一番上に配置し[描画モード:スクリーン・不透明度:48%]に設定します。折め目のついた素材がない場合は、折り目のラインをブラシで描いて下さい。
※こちらの素材はshutterstockのグランジ系の素材を使用しています。
(上記写真はshutterstockで購入した素材です。こちらの素材を使用する際は必ず同サイトで購入し使用して下さい。
グランジ系のテクスチャで、写真に折り目と傷が見えるようになりました。
新規レイヤーを作成し、多角形ツール選択します。
テクスチャの縦の折り目にそって、上図のように写真の右側に選択範囲を作ります。
[描画色:黒]に設定し、グラデーションツールを選択します。
[黒から透明]のグラデーションに設定したら、上図のように写真の真ん中から少しだけ右にドラッグします。
これで縦の折り目の影ができました。
選択範囲を反転したら、グラデーションを[白から透明]に設定します。
今度は上図のように、真ん中から少しだけ左にドラッグします。これで光が当たった縦の折り目ができました。
新規レイヤーを作成し、縦の折り目と同じ作り方で横の折り目を作ります。横の折り目のグラデーションは上を黒・下は白で作ってください。
2つのグラデーションのレイヤーを選択し[描画モード:オーバーレイ・不透明度54%]に設定します。
これでグラデーションが写真になじみ、リアルな折り目ができました。
アンティーク写真に折り目がはっきりとついてますね。
今回は、テクスチャ素材でアンティーク風の加工、リアルな折り目の作り方と、覚えて置くと便利なクニックでしたね。白黒や、トイカメラ風の写真にもぜひ加工してみてください。