写真に感光したような加工をする作り方をご紹介します。
フィルムに光が入って感光した写真は、独特な雰囲気をもってます。実際の写真だと失敗作にされてしまいますが、あえてPhotoshopで感光したような加工をして、レトロな雰囲気を表現します。
ピンぼけや失敗したなと思う写真を使ってみるのもいいですね。
加工したい写真をPhotoshopで開きます。
前もって写真に、Photoshopでレトロに写真を表現する方法のようなレトロ加工やトイカメラ風の加工をしておくと、より独特な雰囲気が増すのでお勧めです。
※こちらの素材はMdN (エムディーエヌ) 2011年03月号(MdN編集部 編)の写真素材を使用しています。
(上記素材は同書籍を購入して使用しています。こちらの素材を使用する際は必ず同書籍を購入し使用して下さい。
新規レイヤーを作成します。「なげなわツール」を選択し、[ぼかし:3px]に設定したら、上図のような選択範囲を作ります。
「グラデーションツール」を選択し、グラデーションエディターで上図の設定をします。
「グラデーションツール」で選択範囲の中を左から右斜め上にドラッグし、グラデーションで塗りつぶします。
納得がいくグラデーションができたら、選択範囲を解除します。
[フィルター→ぼかし→ぼかし(移動)]で上図の設定をします。
グラデーションがぼけてにじんだようになりました。ぼかしを使うことでグラデーションを写真になじませます。
グラデーションのレイヤーを[描画モード:スクリーン]に変更し、写真が感光したように見せます。
他にも感光させたい部分を追加する場合は、Step02~Step06の工程を繰り返します。
右上にグラデーションのレイヤーを追加しました。同じグラデーションを使っても、ベースの写真の色によってグラデーションの色が変わってきます。
今度は白色を強調したバリエーションです。
新規レイヤーに上図のようにソフトブラシで塗り重ねていきます。グラデーションはきれいなグラデーションを作れますが、ブラシは自分の好きな形に作りやすくなります。
ブラシで描いたレイヤーを[フィルター→ぼかし→ぼかし(ガウス)]で画像を見ながら調節します。
いい具合にぼかしができたら、[描画モード:スクリーン]に変更し、感光しているように見せます。
同じような色を使ってますが、ブラシで描くとグラデーションと違った印象になります。
(上記写真はshutterstockで購入した写真です。こちらの写真を使用する際は必ず同サイトで購入し使用して下さい。)
バリエーション1と同じ流れになりますが、赤色を強調して作ります。
ソフト円ブラシで上図のように塗り重ねます。消しゴムツールで調整もできます。
[フィルター→ぼかし→ぼかし(ガウス)]でブラシのレイヤーをぼかします。ちょうどよくぼかせたら、[描画モード:スクリーン]に変更し感光したように見せます。
(上記写真はshutterstockで購入した写真です。こちらの写真を使用する際は必ず同サイトで購入し使用して下さい。)
今回、感光したような写真加工のコツは、着色したレイヤーを[描画モード:スクリーン]にすればできます。
グラデーションだけでなく、ブラシで塗っても作る事ができるのでとっても簡単です。色や形の違うバリエーションをたくさん作って写真加工を楽しんで下さい。
見出しのような、加工した写真をボードと合成してもいいですね。見出しの背景のコルクテクスチャはコルクボードのイラストデザイン(イラストレーター)で作っているので、ぜひ参考にしてみて下さい。