イラストレーターで付箋のイラストの作り方をご紹介します。
付箋のデザインはよく見かけますが、今回はペラっとめくれた感じのかわいらしい付箋のイラストを作ってみたいと思います。
めくれた付箋を演出するために長方形をワープで変形し、影をつけます。付箋右のイラストはIllustratorCS5に搭載されているシンボルを活用しています。
それでは実際の作り方を見ていきましょう。
はじめに付箋の下にある長方形を作成します。
楕円形ツールで上図のような長方形を描きます。サイズは作りたい付箋の大きさで結構です。
Step01で作成した長方形の上に上図のような長方形を作成します。
この長方形は付箋の原型となります。好きな色を設定しましょう。
幅は下の長方形よりもやや短く、高さは下の長方形よりも1pxほど高くしておきます。
長方形をめくれた感じにします。
上の長方形を選択し、[効果→ワープ→上昇]を選択します。
ワープダイアログボックスが表示されますので、上図のように設定し、OKをクリックします。
上の長方形に効果が適用され、めくれた様になりました。
これで付箋部分は完成です。あとはこれに影をつけます。
付箋下の影を作ります。
Step05で作成した付箋をコピーします。
コピーした付箋の色を変え、縮小&回転させます。
色は影ですのでグレーを設定しましょう。縮小と回転の割合は上図を参考に微調整してください。これで影が完成です。
完成した影のレイヤーを付箋のレイヤーの下に移動します。
[レイヤーパネル](ウインドウ→レイヤー)を開き、影の付いたレイヤーを付箋のレイヤーの下にドラッグして移動させます。(上図参考)
影が付箋の下に移動しました!
影の位置が合わない場合は選択ツールで影を移動し、微調整しておいて下さい。
影をぼかします。
選択ツールで影を選択し、[効果→ぼかし→ぼかし(ガウス)]を選択します。
ぼかし(ガウス)ダイアログボックスが表示されますので、上図のように設定します。半径:6.0px。
ぼかしが適用され影のようになりました。
付箋と影は今後のためアピアランスを分割しておいてください。(アピアランスを分割についてはアピアランスの意味と分割とは?を参考にして下さい。)
だいぶ出来ましたね!あとちょっとです。
付箋と影を移動し下の長方形に合わせます。
付箋らしさを出すために付箋左に長方形を作成します。長方形の色は同系色を設定した方がきれいに見えます。
これで付箋が完成しました!
これだけでも十分オシャレな付箋ですね。今回はさらに右側にデザインを追加したいと思います。
付箋右にデザインを追加します。
本来は新たにデザインを作った方がよいのですが、今回はちょっと手抜きします。
[シンボルパネル](ウインドウ→シンボル)を開き、右上をクリック。[シンボルライブラリ→webアイコン]を選択します。(今回使うシンボルはCS5をお使いの方向けです。上記シンボルがない場合は他のシンボルをご利用ください。)
webアイコンパネルが開きますのでお好きなアイコンをアートボード上にドラッグします。
ドラッグしたシンボルを選択して、[シンボルパネル→シンボルへのリンクを解除](上図参照)をクリックします。
リンク解除したシンボルにお好きな色を適用してサイズを付箋に合うよう小さくします。塗りの色は付箋左の長方形と同じ色を設定するときれいに見えます。
これで付箋が完成しました!
ペラッとめくれた感じの付箋ができました!
今回はペンツールを一切使っていませんが、かわいい感じの付箋に仕上がりましたね。
付箋のイラストにグラデーションを適用させたり、背景にノート風のデザインを配置しても面白いかもしれません。