を紹介します。
今回は、背景やデジタルコラージュに使える星雲と大小ランダムに散らばった細かい星を作ります。
工程数が多いですが、ランダムに散った大きめの星と小さめの星。色鮮やかな星雲。光を放つ小さい惑星の4つを作るので、各パーツを色々な場面で使い分けることも出来ます。
ロゴの背景に使いメリハリをつけたり、幻想的な合成やコラージュに使ってみて下さい。
各設定は目安です。様子を見ながら調整して下さい。
ランダムに散らばった大きめの星を作ります。
新規ファイルを作成し、レイヤーを黒[#000000]で塗りつぶします。続いて[レイヤー→ノイズ→ノイズを加える]で、ノイズを適用します。
ノイズを加えたレイヤーに[フィルター→ぼかし→ぼかし(ガウス)]を適用します。
ぼかしを加えたレイヤーに[イメージ→色調補正→レベル補正]をします。白い点がランダムに表れるように様子を見ながら調整します。
レベル補正をしたレイヤーにもう一度[フィルター→ぼかし→ぼかし(ガウス)]を適用します。
はっきりした点がぼやけて、柔らかい光を放っているようになりました。
ぼかしを加えたレイヤーに[イメージ→色調補正→色相・彩度]で、白い点を青味がかった色に調整します。白かった点が青白く発光しているようにみえます。
新規レイヤーを作成します。Step01~02まで同じ工程で進めたら、[イメージ→色調補正→レベル補正]で、細かい星を作ります。Step03より小さい白い点がランダムに表れるように、様子を見ながら調整します。
[描画モード:スクリーン]・[不透明度:90%]に変更。これで、大小ランダムに散らばった星の完成です。
ここからは星雲を作ります。
新規レイヤーを作成し、黒く塗りつぶします。[描画色:#000000]・[背景色:#ffffff]に設定し、[フィルター→描画→雲模様2]を6回適用します。
雲模様のレイヤーにマスクを追加します。
グラデーションツールを選択し、オプションバーのグラデーションサンプルをクリックします。グラデーションのダイアログを表示させ、白から黒のグラデーションを設定し、円形グラデーションにします。
レイヤーマスクサムネイルを選択しドラッグします。(今回は中心からですが、好きな場所でドラッグしてかまいません) グラデーションでマスクされたので雲模様が一部だけ表示され星雲ができました。
[描画モード:スクリーン]に変更し、ランダムに散った星となじませます。
(参考記事:Photoshopのマスクの基本的な使い方)
星雲のレイヤーにレイヤースタイルを追加し、グラデーションオーバーレイを設定します。雲模様によって星雲の表情が変わってくるので、様子を見ながらグラデーションの間隔を設定してください。
白黒だと、モヤッとしたガスにしか見えませんが、色を着けるとガラッと印象が変わりますね。
Step07(雲模様2を1回適用)~08を参考にし、星雲を作成します。[描画モード:覆い焼きカラー]に変更。雲模様が重なって星雲の色味にメリハリがでました。
新規グループを作成し、2つの星雲のレイヤーをまとめます。グループレイヤーの上に新規明るさ・コントラストレイヤーを作成。星雲の様子を見ながら、色味を調整し雲模様を引き立てます。
調整ができたらクリッピングマスクを作成します。
新規レイヤーを作成し、[描画色:#ffffff]に設定します。ブラシツールを選択し、ハード円ブラシで小さい円を配置します。
ブラシのレイヤーにレイヤースタイルを追加し、光彩(外側)を設定します。かすかに光を放っているように見せます。
マスクにグラデーションを使用しているので、星雲のガスが端にいくにつれて、薄くなっていく表現がきれいに出せたと思います。
星雲のグラデーションの色を変えると、かなり印象が変わります。
マスクを調整して、星雲の形を変えることも出来ます。円形グラデーションも納得いくまで繰り返すことができます。
工程が多かったですが、各パーツは色々なところで役に立つと思います。雲模様2の回数を変えるだけで印象が変わるので、好みの星雲になるまで繰り返してください。