Photoshopでシワの入った革のテクスチャの作り方

Photoshopで革のテクスチャを作ります。

革のテクスチャはよく使われる素材です。デザインのちょっとしたアクセントにもなるので重宝します。

今回はシンプルな革のテクスチャと味わい深い色合いのシワが入ったテクスチャの2つを作る事ができます。シンプルな革のテクスチャは色々な革のテクスチャを作る時のベースにもなるので、ぜひ参考にしてみて下さい。

Step01 ざらついたテクスチャを作る

ざらついたテクスチャを作る

新規ファイルを作成し、背景レイヤーをダブルクリック。レイヤーに変更します。

参考記事:Photoshopのレイヤーの基本を説明

[フィルター→フィルターギャラリー→ノート用紙]で、上図の設定を適用します。

ノート用紙を適用した状態

ノート用紙を適用した状態

ザラザラとした質感のように見えます。このザラザラがシンプルな革の素材に大切なテクスチャとなります。

Step02 新規レイヤーに雲模様1を適用する

新規レイヤーに雲模様1を適用する

[描画色:#959595・背景色:#ffffff]にします。

新規レイヤーを作成し、[フィルター→描画→雲模様1]を適用します。

Step03 雲模様にグラデーションで色をつける

Step03 雲模様にグラデーションで色をつける

[イメージ→色調補正→グラデーションマップ]で、上図の色を設定します。このグラデーションが革の色になります。

グラデーションマップを適用した状態

グラデーションマップを適用した状態

雲模様は消えずにグラデーションがつきました。

Step04 雲模様をぼかしてグラデーションをなじませる

雲模様をぼかしてグラデーションをなじませる

[フィルター→ぼかし→ぼかし(ガウス)]をします。雲模様のまだらが少しきつめのなので、ぼかしてやわらかくします。

Step05 ノイズを加えて表面を粗くする

ノイズを加えて表面を粗くする

革のざらついた質感を際立たせます。[フィルター→ノイズ→ノイズを加える]でノイズを加え、[描画モード:乗算]に設定します。

シンプルな革のテクスチャの完成

シンプルな革のテクスチャの完成

シンプルな革のテクスチャが完成しました。手触りのいいシンプルな革のようですね。このままで十分テクスチャ素材として使えます。

Step06 パターンを使って革のシワを作る

パターンを使って革のシワを作る

新規パターンレイヤーを作成し、メタルランドスケープを選択します。メタルランドスケープは「パターン」に収録されてます。

パターンのレイヤーを選択し、[右クリック→レイヤーをラスタライズ]します。

Step07 パターンの白い部分を消す

パターンの白い部分を消す

[選択範囲→色域指定]のスポイトで、パターンの一番白い部分をクリックし白色を選択します。

選択された状態で(Ctrl+X)。白い部分を削除します。

白い部分が削除されたパターン

白い部分が削除されたパターン

パターンの白い部分が削除され、黒い部分が網目のようになりました。

Step08 レイヤースタイルでシワに立体感を出す

レイヤースタイルでシワに立体感を出す

パターンのレイヤーにレイヤースタイルを追加します。

レイヤースタイルのベベルとエンボス・テクスチャを設定します。テクスチャの皮は「テクスチャ」に収録されてます。

レイヤースタイルを設定した状態

レイヤースタイルを設定した状態

ベベルとエンボスで立体感が出て、革の表面が深くひび割れたようになりました。

Step09 ぼかしでリアルな革のシワに見せる

ぼかしでリアルな革のシワに見せる

スタイルを適用したパターンを選択します。[フィルター→ぼかし→ぼかし(表面)]でパターンの模様をぼかします。しわが深く入り込んだように見えるので、ぼかして革のシワをなじませます。

[描画モード:乗算]/[不透明度:95%・塗り:70%]に設定します。

完成

シワの入った革のテクスチャの完成

シワの入った革のテクスチャの完成です。

シンプルな革のテクスチャと違って、シワがいい味わいを出してますね。

シワの立体感はスタイルを使っているので、使い方や合わせる素材によって調整することができるので便利です。

革の色も色調補正で後から変える事も出来きますし、パターンの種類を変えることも出来るので、いろいろなところで使える重宝するテクスチャができました。

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