リフレクトツールはオブジェクトを反転させるツールです。鏡に映したような状態にするので鏡面反転ともいいます。
反転したオブジェクトをコピーすることもできるので、左右対称のイラストなどを作る時に便利な機能です。
オブジェクトを選択した状態で、リフレクトツールをダブルクリックし、ダイアログボックスを表示します。
リフレクトダイアログボックスのリフレクトの軸にチェックを入れ、リフレクト(反転)する向きや角度を指定します。オブジェクトの中心が反転の基準点になるので、この基準点が反転軸になります。
角度の円の中を直接ドラッグしても、反転することができます。
[水平:水平を軸に上下に反転]・[垂直:垂直を軸に左右に反転]します。
角度を指定すると、その角度が反転する軸になります。[リフレクト軸が水平:0°]・[リフレクト軸が垂直:90°]です。
例として、角度を「45°」や「-45°」に指定すると、リフレクトの軸が45°または-45°になります。
リフレクトの軸を選択し、コピーをクリックします。選択した軸の位置で反転したオブジェクトがコピーされます。
オブジェクトの塗りにパターンを使用している時は、オブジェクトと塗りを別々に反転することができます。
リフレクトダイアログボックスのリフレクト軸を選択後、オプションを設定。オプションの「オブジェクトの変形」だけにチェックを入れると、オブジェクトだけが反転します。「パターンの変形」だけにチェックを入れると、パターンのみ反転します。
それぞれ、別々に反転コピーすることもできます。
(関連記事:オブジェクトを変形させずにパターンだけを変形させる方法)
自動的に反転の基準点はオブジェクトの中心になりますが、基準点の位置を変更することもできます。
オブジェクトを選択した状態で、リフレクトツールを一度だけクリックします。反転の軸にする位置で[Alt+クリック]すると、基準点とダイアログボックスが表示されます。リフレクトの軸を設定し、OKをクリックすると、変更した基準点を軸にしてオブジェクトが反転します。
左右対称のイラストなどによく使われます。
(参考記事:もみじのイラストの作り方)