をご紹介します。
上の写真のような手法です。いわゆる写真や画像などのオブジェクトを徐々に透明にしていく手法ですね。webやチラシの見出し画像なんかによく使われます。
やり方は簡単で不透明マスクという機能を使います。まずは簡単な図形を用いて作り方を見ていきましょう。
適当な図形を描きます。例では円を描いてみました。
描いた図形の上に同じ図形を複製します。
オブジェクトを選択してCtrl+C(編集→コピー)、Ctrl+F(編集→前面へペースト)をします。(Ctrl+Vは単なるペーストですが、Ctrl+Fは同じ場所の前面にペーストされます。)
前面の円に白黒のグラデーションを適用させます。
オブジェクトを選択し、グラデーションパネル(ウインドウ→グラデーション)で上図のように設定します。
二枚の円を全て選択します。(Ctrl+Aまたは[選択→すべてを選択])
選択したまま、透明パネル(ウインドウ→透明)、右上クリック(上図参照)→不透明マスクを作成をクリックします。
不透明マスクが適用されました!このままでもよいのですが、今回は左から右にかけて透明にしたいので反転させます。
そのまま続けて、透明パネルでマスクを反転をクリックします。
マスクが反転されました。
これで左から右に徐々に透明になっていくグラデーションの完成です。
さて、今まで学んだことを応用して写真に徐々に透明になるグラデーションを適用させてみたいと思います。
やり方は同じです。
透明になるグラデーションを適用したい写真を1枚用意してください。
Step02と同様に、写真と同じ大きさの長方形を写真の上に作成します。
長方形にグラデーションを適用させます。
少しづつ透明になっていくグラデーションを演出したいので、Step03よりもやや複雑な設定をしています。
(上記グラデーションの設定は今回の写真に適したグラデーションの設定です。用意した写真の色合いによって透明になるグラデーションの印象は異なりますので、その際はグラデーションパネルで位置やカラーを微調整してください。)
コツとしては不透明部分はあまり細かく設定せずに、透明になるにつれてグラデーションの位置とカラー設定を細かくしていきます。また、白黒のグラデーションですので、各色のカラーモードはグレースケールで設定しています。
グラデーションの設定が終わったらStep04とと同様に[すべてを選択→透明パネル→不透明マスクを作成]をクリックします。
続けて透明パネル(ウインドウ→透明)で[マスクを反転]をクリックします。
写真に徐々に透明になるグラデーションが適用されました!
今回はイラストレーターを用いて不透明から透明になるグラデーションの作り方をご紹介しました。やり方そのものは簡単だったと思います。
むしろ、今回のポイントは滑らかなグラデーションの設定とも言えます。
白黒のグラデーション次第で、透明になっていく印象が大きく異なります。結構使えるテクニックですので、Step09のグラデーションの設定を復習し、しっかりと自分のものにしてみてください。