イラストレーターでオリジナルのグランジ模様を作ります。
グランジやかすれは、幅広いところで活用されていて、アンティーク風・スタンプ風・汚れなどを表現したりと、色々な場面で使用されます。
イラストレーターでこのグランジのかすれを作る場合、イラストレーターに収録されているブラシを使うことが多いいですが、今回はこのグランジのかすれ模様を、ブラシを使わずオリジナルで作る方法をご紹介します。
長方形ツールで[300px×p300px]・[#b3b3b3]の正方形を作成します。
[効果→ピクセレート→メゾティント]で「粗いドット(強)」を適用します。メティゾントの結果は、正方形に使用する色で変わります。
[オブジェクト→ラスタライズ]で画像に変換します。
Photoshopの効果を使用した後に、トレースを使用する場合は、ラスタライズで画像に変換します。
[オブジェクト→画像トレース→作成]で「カラーモード:白黒」を選択します。トレースの結果がよければ拡張します。これが、グランジのかすれ模様になります。
グループ解除(Shift+Ctrl+G)をし、レイヤーの一番下の複合パスを削除します。(四角い枠を削除します)
トレースしてできたグランジのオブジェクトをすべて選択します。個別に変形(Alt+Shift+Ctlr+D)でダイアログを表示します。プレビューでオブジェクトの配置や、大きさを確認しながら設定します。
(色は分かりやすいように変えています)
オブジェクトのレイヤーをコピーしたら、再度個別に変形をします。プレビューを見ながら、オブジェクトの角度や、大きさを設定していきます。
あとは、好みのグランジ風の模様になるように、任意でコピーしたり変形します。
個別に変形した、グランジ風のオブジェクトを並べて完成です。
ところどころ削除したり、移動させたりと好みのグランジ模様になるように配置してください。
グランジのオブジェクトは使用する目的に合わせて変更して使用します。
そのまま使用するだけでなく、ブラシや部分的に切り取ってパターンに登録したりと色々な方法で使用して下さい。
使用する場面に合わせて、形を変えるとさまざまなグランジ模様が表現できます。数種類のデザインをあらかじめ作っておくと、いざという時にとっても重宝しますね。
今回とはまた違ったグランジ、かすれを表現した、かすれスタンプ風に加工したイラストの作り方や、クラシックなパターン素材の作り方(イラストレーター)も、参考にしてみてください。