Photoshopで集中線を作ります。
漫画で使うようなインパクトある集中線はイラストレーターで作る事が多いですが、今回はPhotoshopで集中線を作ります。
作り方はとても簡単です。作成後も集中線の本数や太さを調整する方法も紹介しています。
ファイルの大きさは、使用する目的に合わせて設定してください。
新規ファイルを作成し、背景レイヤーをダブルクリックをして通常のレイヤーに変更します。
(参考記事:Photoshopのレイヤーの基本を説明)
[フィルター→ノイズ→ノイズを加える]でダイアログを設定します。ノイズの量で集中線の密度が変わります。
[フィルター→その他→スクロール]でダイアログを設定して、タテのストライプ模様を作ります。垂直方向の値はファイルの縦の長さより大きくします。
[フィルター→変形→極座標]で放射線状にします。
これが集中線の元になります。あとは画像を配置する部分を切り抜きます。
漫画のような集中線として使うには、画像が見えるように穴をあけます。
「楕円ツール」で放射状の中心に、楕円形の選択範囲を作成します。続いてShift+F6で境界線をぼかします。配置する画像に合わせて、穴の位置・形は変えて下さい。
Shift+Ctrl+Iで選択範囲を反転します。レイヤーパネルの「レイヤーマスクを追加」のアイコンをクリックし放射線の中心をマスクし、穴が空いたように見せます。
この切り取った部分から、画像を見せるようにします。
レイヤーマスクを使用しているので、画像に合わせて集中線の穴の大きさなどが何度も修正できます。
放射線の中心に穴が空いて、インパクトある集中線ができました。あとは、使用する画像に合わせて、集中線を調整します。もちろんこのまま使うこともできます。
レイヤーパネルで「新規調整レイヤー:レベル補正」を作成します。
集中線の本数を少なくするには、シャドウのスライダを左に移動します。集中線をさらに濃くする場合は、ハイライトのスライダを右に移動します。
レイヤーパネルの「新規調整レイヤー:特定色域の選択」を作成します。白色系・中間色系・黒色系の各スライダーを動かしながら、ちょうどいい色の濃さになるように調整します。
集中線のレイヤーを「描画モード:乗算」に変更します。集中線のレイヤーの下に画像を配置して完成です。
後はこれに、擬音を配置したり、アメコミのようなイラストを配置して個性的なイラストや写真を作ってみてください。
こちらもチェック!:放射線状をイラストレーターで表現する方法