イラストレーターで均等な間隔の渦巻きを作ります。
イラストレーターのスパイラルツールで渦巻きを作ると、外側にいくにつれて広くなる渦巻きにますね。
今回は、蚊取り線香のような、ぐるぐると均等な間隔に巻いた渦巻きの作り方をご紹介します。
「直線ツール」で直線を描きます。例として、長さ150pxですが任意で構いません。
[効果→パスの変形→変形]でダイアログを設定し、アピアランスを分割します。
「垂直方向:10px」・「コピー:10」にしていますが、間隔と本数は任意で構いません。
「ダイレクト選択ツール」で直線の右側のアンカーポイントを選択します。
アンカーポイントを線の間隔と同じ距離分だけ上に移動します。
すべての直線を「ブラシパネル」にドラッグして、[アートブラシ]として登録します。これが、均等な感覚の渦巻きのブラシになります。
「楕円ツール」で正円を描いたら、先ほど登録した渦巻きのブラシを適用します。例として大きさ180pxで描いています。
正円の大きさによっては、中心がヨレていることがあります。その時は、ちょうど良い形になるように拡大縮小して下さい。
渦巻きの形がよければ、アピアランスを分割して均等な間隔の渦巻きのオブジェクトにします。
(参考記事:アピアランスを分割とはなんでしょうか?)
拡大すると渦巻きのパスが途切れている部分があります。
渦巻きのオブジェクトをすべてを選択し、[オブジェクト→パス→連結]をして、途切れた渦巻きのパスをつなぎます。
拡大して、渦巻きのパスがつながっているか確認します。
渦巻きの大きさによって、途切れたパスの間の幅が変わります。まとめてパスを連結した時、パスがヨレたりする場合は、一カ所ずつパスをつなげて下さい。
パス連結(参考記事:イラストレーターでパスを結合・連結する方法)
蚊取り線香のような、均等な間隔の渦巻きが完成しました。
均等な感覚の渦巻きはこれで完成ですが、さらにこの渦巻きに違うブラシを適用することもできます。
蚊取り線香のような渦巻きですが、ロープのブラシを適用するとデザインの雰囲気ががらりと変わります。
さらにロープの結び目や背景にパターンを追加してみると、もっと雰囲気が変わりますね。
ぐるぐるとした均等な間隔の渦巻きだと、ただの蚊取り線香にしか見えませんが、使い方次第で様々なデザインを作る事ができると思います。