ガイドはイラストレーターでデザインをするときに、とても重要な役割をしてくれるのもです。ガイドを利用すると図形や文字などの配置作業がスムーズに行えます。
初心者の方でも分かりやすいように、基本を各項目にしてまとめましたのでぜひ参考にして下さい。
- 目次
- 1. ガイドとは?
- 2. ガイドの作成方法
- 3. ガイドのロック/ロックを外す方法
- 4. ガイドを移動するには?
- 5. ガイドの表示/非表示の方法
- 6. ガイドを消去する方法
- 7. ガイドを解除すると?
- 8. ガイドの色を変更する方法
ガイドは、オブジェクトや文字などを配置する時に、目安にする目安線のことです。正確な配置をするためだけでなく、取りあえずのレイアウトにも役立ちます。
初期設定では、ガイドの色は水色で表示されます。(Ver.によって違いがあります)
表示した状態で印刷してもガイドは印刷されません。画面上に表示されるだけです。
ガイドには2種類あり、作成方法も異なります。
1.ルーラーガイド:定規から引き出される垂直・水平の線
2.ガイドオブジェクト:オブジェクト(パス)をガイドに変換したもの
まずは[表示→定規→定規を表示]で、画面の左端と上に定規を表示します。
垂直のガイドを作成するには、マウスポインタを左端の定規の上に置き、右にドラッグするとガイドが現れます。目的の位置まで来たらマウスを離します。
水平のガイドを作成するには、上の定規にマウスポインタを置き、下にドラッグします。
垂直のガイドの位置は「X座標」、水平のガイドの位置は「Y座標」に表示されます。
オブジェクト(パス)を作成し、選択した状態で[表示→ガイド→ガイドを作成]します。これでオブジェクトはガイドに変換します。
「X・Y座標」には、ガイドオブジェクトの中心の位置が表示されます。
オブジェクトの形は、円形・星形、斜線・曲線など様々な形状を、ガイドに変換できます。塗り・線のあるオブジェクトでも、ガイドに変換することが出来ます。線幅は影響しません。
ガイドオブジェクトはパターン作成によく使われます。イラストレーターでタータンチェックのパターンの作り方
[表示→ガイド→ガイドをロック]で左側にチェックを入れ、ガイドを固定して動かないようにします。
ガイドのロックを外すには[表示→ガイド→ガイドをロック]でチェックを外します。これで、ガイドを一つずつ選択することができて、他の操作もできるようになります。
ガイドのロックは位置が変わるのを防ぎます。ガイドのロックを外すと、気が付かないうちにガイドの位置が変わっていることがあるので注意してください。
[表示→ガイド→ガイドをロック]でロックを外すと「選択ツール」でガイドを移動することが出来ます。移動した後は、ガイドが動かないようにロックをして下さい。
一時的にガイドなしの、デザインを確認をしたい時は、ガイドを非表示にすることが出来ます。
ガイドを非表示にする場合は[ガイド→表示→ガイドを隠す]を選択します。ガイドを表示させる場合は[ガイド→表示→ガイドを表示]を選択します。
すべてのガイドを一度で消去する場合は[表示→ガイド→ガイド消去]を選択します。
特定のガイドだけを消去する場合は「ガイドのロック」を外し、ガイドを選択して「deleteキー」で消去します。
ロックを外し、ガイドを選択したら[表示→ガイド→ガイドを解除]をします。
「ルーラーガイド」は、塗り線なしのパスになります。「オブジェクトガイド」は、ガイドに変換される前のオブジェクトに戻ります。
ガイドが見づらい、目立ちすぎてちらつくような時は、ガイドの色を変更します。
[編集→環境設定→ガイド・グリッド]で、ダイアログを表示します。ガイドのカラーをクリックして、あらかじめ設定されている色を選択するか、カスタムで色を変更します。