イラストレーターで花火のイラストを作ります。
花火といえば夏の風物詩ですね。今回はパッと夜空に咲く、お花のような形の打ち上げ花火です。
オリジナルの花火のブラシを作り、ブラシを重ねて花火のイラストを作ります。背景の細かな花火は、正円を散らして配置するだけなので、とても簡単に作る事ができます。
[5px]の正円を作り、下のアンカーポイントを尖らせたます。これをコピーして、2つ作ります。
[5px×60px]・[5px×30px]の2種類の大きさの、花びらのようなオブジェクトを作ります。
上下のアンカーポイントを動かし、花びらのような形になるように整えます。この2つが、花火のブラシの元になります。
オブジェクトを一つずつ「パターンブラシ」として登録します。
どちらのブラシも「間隔:300%」に設定します。これで、大小2つの花火のブラシができます。
[120px]の正円を作り、大きい花火のブラシを適用します。
花火のブラシを適用したオブジェクトをコピーし、回転します。回転する角度は、ブラシや正円の大きさで変わってきます。
これで、大きい花火ができました。あとは色を着けます。
まずは、2つの花火のオブジェクトはアピアランスを分割します。2つのオブジェクトにそれぞれ違ったグラデーションを適用します。
(参考記事:アピアランスを分割とはなんでしょうか?)
背景の色が決まっている場合は、背景を表示した状態でグラデーションを設定すると色を決めやすいです。これが外側の大きい花火になります。
[60px]の正円に小さいブラシを適用し、大きい花火と同じように色違いのグラデーションを設定します。
内側の小さい花火も完成しました。ここで一度すべての花火の中心を揃え下さい。
大と小の花火の各ひとつを縮小します。ちょうどいい大きさができたら、念のためにもう一度、中心を揃えて下さい。
お花のような形の花火のイラストが完成しました。
右の花火のイラストは色違いで青色系のグラデーションです。背景には[#1b1464]を使用しています。
この花火のイラストだけでは寂しいので、小さい花火などを加えると、より色鮮やかな花火になります。
大きさ違いの正円を作り、点線を設定します。
(参考記事:イラストレーターで破線・点線の作り方)
新しく正円を作って配置してもいいですが、ちょっと手間を省いて点線で作った花火を使います。
すべての点線のパスを[オブジェクト→パス→パスのアウトライン]ですべてアウトライン化します。「グループ選択ツール」で、部分的に正円を選択し[Alt+Shift+Ctrl+D]でランダムに個別に変形します。
(関連記事:イラストレーターでオリジナルのグランジ模様の作り方)
色鮮やかな花火のイラストができました。
花火はブラシの大きさや正円の大きさでも形が変わってきます。ブラシを適用して、形がいびつな時はコントロールパネルで、オブジェクトを見ながら大きさを変えると形を整えやすいです。
大きさや配色も参考としてなので、使用する場面に合わせて設定して下さい。
こちらもチェック!:パステルカラーのフレームを可愛くイラストレーターで作る