オブジェクトやイラストの線幅を部分的に自由に変更する方法(イラストレーターCS5)

オブジェクトやイラストの線幅を部分的に自由に変更します。

線幅を好きな位置で変えようとしても、線パネルの線幅で線を太くすると、全体が均等な太さの線になります。アウトライン化して部分的に線の太さを変えようとしても、一ヶ所ずつアンカーポイントの調整をしたり線をずらしたりと、色々と面倒な作業になります。

この作業を「線幅ツール」で行うと、線の太さを目的の位置で好みの太さに変更することができます。

Step01 オブジェクトまたはイラストを作成する

オブジェクトまたはイラストを作成する

今回はハートの線幅を部分的に変更します。ハートの線幅は1ptに設定しています。アウトライン化はしていません。

ハートのイラストの描き方2(イラストレーター)

Step02 線幅を変更する

線幅を変更する

ハートを選択した状態で、「線幅ツール」を選択します。

マウスポインタを線の上に重ねると、白いポインタが表示されます。線の幅を変えたい場所で、この白いポインタを表示させたら、外側にドラッグします。好みの線の太さになるまでドラッグして下さい。

線が太くなった

マウスを離すと、線が太くなったのが分かります。線幅に太いところと細いところができて、線に強弱がつきました。

反対側の線も太く

同じく反対側の線も太くしまします。なかなか思うような太さにできない時は、グリッドを表示して、グリッドを目安にドラッグするとやりやすくなります。

イラストレーター グリッドの基本的な使い方と設定方法

完成

完成

イラストの線幅を部分的に変えることができました。線の太さに強弱がついたので普通のハートのイラストよりメリハリがありますね。

線幅を変えるだけで、イラストの印象が変わる

線幅を変えるだけで、イラストの印象が変わる

線幅は自由に何ヶ所でも変更することができます。

線の太さや、太くする位置を変えるだけで、一つのイラストから何種類ものイラストを作る事ができます。

その他に「線幅ツール」の面白い使い方がありますので、ぜひ参考にして下さい。曲線の矢印の描き方(発想の逆転編)

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