Photoshopでパスを使って画像の切り抜きを行います。
カメラや雑貨など境界線の輪郭を滑らかに切り抜きをしたい時は、パスを使うときれいに切り抜くことができます。
ペンツール使うので、ペンツールの扱いが苦手な方は少し難しいと思いますが、くっきりした形で切り抜きを行うには最適な切り抜き方法です。
今回切り抜く対象物は上図のカメラになります。
輪郭がはっきりしていない髪の毛のような切り抜きと違い、背景と被写体の境界線がはっきりしているので、ペンツールで切り抜く対象物が囲みやすくなります。
(関連記事:Photoshopできれいに切り抜く!ふわっとした髪の毛の切り抜き方法)
今回はshutterstockで購入した写真を使います。
(上記写真はshutterstockで購入した写真です。こちらの写真を使用する際は必ず同サイトで購入し使用して下さい。)
ペンツールを選択し、オプションバーでパスを選択します。
対象物の輪郭に沿ってパスを作成します。対象物の境界線をパスでをきれいに囲めるように、拡大表示(Ctrl+Spaceキー)をします。拡大表示をしたままパスを作成していると、境界線を間違えてしまうことがあります。途中、縮小表示をして、対象物の境界線があっているかを確認しながらパスを作成してください。
カーブや細かい凸凹した部分は後で調整します。
対象物をパスで囲み終えたら、拡大表示をして全体を確認します。特にカーブや凸凹した部分は作業がしにくい部分です。「パス選択ツール」などでアンカーポイントの位置を対象物の輪郭に沿うように調整します。
きれいにパスで対象物を囲むことができたら、画像を切り抜くために選択範囲を作ります。
パスパネルを確認すると、「作業用パス」が作られています。この「作業用パス」をダブルクリックし、パスを保存します。
※「パスの保存」は新規でパスを作成した時に上書きされないようするためです。
続いて、パスパネルの「パスを選択範囲として読み込む」をクリックします。パスが選択範囲に変わり対象物が選択範囲で囲まれているのが分かります。
選択範囲が作成された状態で、[編集→カット]→[編集→ペースト]をすると、新規のレイヤーに切り抜かれた対象物がペーストされます。
パスを使って画像を切り抜くことができました。
ペンツールは使い慣れるまで大変ですが、今回のようにカーブや直線がある対象物を切り抜くには便利なツールです。ペンツールの練習を兼ねてぜひチャレンジしてみて下さい。
今回のパスを使った画像の切り抜きは写真を利用したコラージュの作り方(Photoshop)で使用しているので、こちらもチェックしてみて下さい。