イラストレーターでクリップのイラストの描き方をご紹介します。
文房具のパーツで重宝する、オーソドックスな形のクリップを作ります。クリップの形は、カーブと直線の組み合せでできています。簡単そうに見えますが、思っていたより難しいので、作るのをあきらめた方もいる思います。
今回は3つのパーツでクリップを作ります。立体感はブレンドツールでグラデーションを作って表現します。
「角丸長方形ツール」を選択します。[38px×130px 19px]・[32px×106px 16px]・[26px×86px 13px]の、3つの角丸長方形を作成します。
上図のように「ダイレクト選択ツール」でアンカーポイントを選択し削除します。
上図のように3つのオブジェクトを組み合わせます。パーツをつなげ終わったら、拡大表示をしてアンカーポイントがぴったりくっついているか確認します。
続いて[オブジェクトをすべて選択→パスを連結(Ctrl+J)]をします。すべてのパスがつながって、ひとつのオブジェクトになりました。これでクリップの形が完成です。
クリップのオブジェクトを[Ctrl+C→Ctlr+F]で前面にペースト、2種類の線を設定をします。
前面のクリップのオブジェクト:[線幅:0.5px]・[線端:丸型線端]・[線の色:ffffff]
背面のクリップのオブジェクト:[線幅:4px]・[線端:丸型線端]・[線の色:ac5355]
ブレンドツールをダブルクリックして、ブレンドオプションを[ステップ数:10]に設定します。2つのクリップのオブジェクトを選択し、Alt+Ctrl+Bをしてブレンドを作成します。
クリップのイラストの完成です。
メモや文房具のイラストと合わせて使うと、ちょっとしたアクセントになっていいですね。フリー素材もありますが、イメージに合わせてオリジナルの自分好みのバリエーションを用意することができます。
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