クリップでメモ用紙を挟むイラストの作り方(イラストレーター)

クリップでメモ用紙を挟むイラストを作ります。

今回はクリップでメモ用紙を挟んでいるように見せる方法を2つご紹介します。1つ目はクリッピングマスク、2つ目はクリップのイラストを分割して使う方法です。

どちらの方法もきちんとクリップがメモ用紙を挟んでいるように見えます。クリップだけでなく他のイラストにも応用として使えるので、ぜひ覚えてほしいワザです。

1. クリッピングマスクを使用する方法
Step01 メモ用紙の上にクリップのイラストを配置する

クリップとメモ用紙のイラストを用意する

クリップとメモ用紙のイラストを用意します。

メモ用紙の上にクリップのイラストを配置します。クリップのイラストはブレンド拡張する前のモノを使用しています。

クリップのイラスト:イラストレーター クリップのイラストの描き方
メモ用紙のイラスト:コルクボードのイラストデザイン(イラストレーター)

Step02 メモ用紙からクリップを見せる部分をパスで囲む

メモ用紙からクリップを見せる部分をパスで囲む

「ペンツール」を選択します。上図のようにメモ用紙からクリップを見せる部分をパスで囲みます。

Step03 クリッピングマスクを作成する

クリッピングマスクを作成する

クリップを囲んだパスとクリップを選択し、Ctrl+7でクリッピングマスクを作成します。

パスで囲んだ部分が見えるようになるので、クリップがメモ用紙を挟んでいるように見えるようになりました。

参考記事:イラストレーターのクリッピングマスクの使い方

Step04 マスクを調整する

マスクを調整する

上図ではクリップが見えるはずの部分が見えなくなっています。マスクの形を調整してクリップを見えるようにします。

「ダイレクト選択ツール」でマスクのアンカーポイントを選択して、クリップが見えるように位置を調整します。クリップが見えてしまっている部分があれば同じよう調整します。

完成

クリッピングマスクを使って完成

クリッピングマスクを使って、クリップでメモ用紙を挟んでいるように見せることができました。

2. クリップを2つのパーツに分割して使う方法
Step01 クリップのイラストを前面ペーストする

クリップのイラストを前面ペーストする

クリップのイラストをCtrl+C→Ctrl+Fで前面ペースします。

コピーした前面のクリップを選択し、線の形状を[線端:バット線端]に切り換えます。

Step02 不要なアンカーポイントを削除する

不要なアンカーポイントを削除する

クリップの外側(上図の赤く覆われている箇所)のアンカーポイントを「ダイレクト選択ツール」で選択して削除します。

アンカーポイントは「ダイレクト選択ツール」で、ドラッグして囲むと上下に重なっているパスが一度で選択できます。

※背面のクリップは見やすいように非表示にしています。

Step03 メモ用紙のイラストを配置する

メモ用紙のイラストを分割したクリップの間に配置する

メモ用紙のイラストを2つに分割したクリップのレイヤーの間に入れます。これでクリップがメモ用紙を挟んでいるように見えるようになります。

完成

クリップのイラストを分割して完成

クリップを2つに分割してメモ用紙を挟んでいるように見せることができました。今回はクリップを2つに分割しましたが、メモ用紙からはみ出る高さや挟む向きによって、クリップの分割する数を変えて使います。

クリップでメモ用紙を挟んだイラストの完成

クリップでメモ用紙を挟んだイラストの完成

クリップを分割する方は手間がかかるので、使い勝手はマスクの方がいいかもしれません。

ただ、どちらの方法もきれいにクリップでメモ用紙を挟んでいるように見せられます。それぞれ使いやすさがあるので状況に応じて作ってみて下さい。

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