写真の魅力を損ねない半透明の文字の作り方を3つご紹介します。
写真に文字を加える必要がある時、文字の色や配置する場所によって、写真の良さを損ねてしまう場合があります。ですが、文字の配置の仕方によっては写真のイメージの邪魔にならず、むしろより写真の魅力を引き出すこともできます。
今回はレイヤースタイルを使わずに、最も簡単な方法で写真に馴染む文字を作ります。テキストをラスタライズせずに行えるので、後からフォントを変更することが可能です。
Photoshopで写真を開きます。
※写真を加工する場合は、文字を配置する前に仕上げて置きます。
写真のイメージに合うフォントを選択し[文字色:#FFFFFF]に設定したら「文字ツール」で文字を入力します。
プレビューを見ながら[不透明度:75%]ほど下げます。
文字の色が薄くなったので、青空や雲の背景が文字から透けて見えるようになりました。
「不透明度」の値は写真によって文字の見え方が異なるので、プレビューを見ながら調節して下さい。
不透明度の違う文字と図形を重ねた表現もできます。
文字よりも不透明度を下げた図形を、文字の背面に配置します。おなじ白色の文字と図形を重ねても、背景の写真が見えるのでしつこく感じません。
写真を開き[文字の色:#000000]に設定し文字を入力します。文字のレイヤーを選択したら[描画モード:オーバーレイ]に変更します。
きれいな夕焼けの空に、文字を重ねる事ができました。
文字は夕焼けより濃い色で現れているのに邪魔にならず、文字の中に夕日に照らされている雲が見えるのが分かります。
夕日の色や濃さによって[描画モード:オーバーレイ]に変更した文字を重ねたり、[不透明度]を調整して文字の見え方を変えてみてください。
写真を開き、文字の色50%グレー(#a0a0a0)に設定し文字を入力します。文字のレイヤーを選択し[描画モード:焼き込みカラー]に変更します。
クラフト紙の質感を活かした文字を重ねることができました。
文字を水で書いたような表現になっています。今回は「50%グレー」を使用しましたが、これより濃いめのグレーを使用すると、コーヒーで描いたようなこげ茶色の文字にすることもできます。
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今回ご紹介した写真に文字を重ねるやり方は、たくさんの作り方がある中のほんの一部にしかすぎません。
写真やデザインのイメージに合わせて「描画モード」・「不透明度」・「色」を変えて、組み合わせてみて下さい。
今回はshutterstockで購入した写真を使用しました。
(上記写真はshutterstockで購入した写真です。こちらの写真を使用する際は必ず同サイトで購入し使用して下さい。)