Photoshopで写真をアンディ―ウォーホル風に加工する方法

Photoshopで写真をアンディーウォーホル風に加工します。

選択範囲を使い、各パーツに分けて着色していきます。1つ基本の作品を作ると「色相・彩度」で、豊富なバリエーションができます。

加工する写真はナチュラルメイク、ガッツリメイクのどちらでも作る事ができます。

Step01 Photoshopで写真を開く

Photoshopで写真を開く

今回はこの写真をアンディ―ウォーホル風に加工します。背景がある場合は先に切り抜きをします。

今回はshutterstockで購入した写真を使います。
(上記写真はshutterstockで購入した写真です。こちらの写真を使用する際は必ず同サイトで購入し使用して下さい。)

参考記事:Photoshopできれいに切り抜く!ふわっとした髪の毛の切り抜き方法

Step02 写真を白黒にする

写真を白黒にする

レイヤーパネルから[調整レイヤー:白黒]を作成します。今回の写真は、全体が明るくナチュラルメイクなので「プリセット:ブラック最大」にします。

プリセットは写真の状態に合わせて設定してください。カスタムでも構いません。

Step03 白黒写真を2階調のイラスト風にする

白黒写真を2階調のイラスト風にする

[調整レイヤー:2階調化]を作成し、白黒のイラストになるようにスライダーを動かします。

イラスト風にできたら、レイヤーを結合(Ctrl+Alt+E)します。後で変更できるように元のレイヤーは残しておきます。

Step04 顔の選択範囲を作成する

顔の選択範囲を作成する

結合した白黒のレイヤーを選択し、「なげなわツール」で髪の毛が少し被る程度に囲み、顔を選択します。

続いて、[色域指定(Alt+S→C)]のダイアログを開き、顔の白い部分を選択します。許容量の数値は少し大きめに設定してください。

「なげなわツール」で選択しづらい場合は、クイックマスクで選択範囲を作ってください。
参考記事:Photoshopのマスクの基本的な使い方

選択範囲を拡張

顔が選択できたら[選択範囲を拡張(Alt+S→M→E)]のダイアログを開き、[2px」拡張します。

Step05 べた塗りレイヤーで顔に色を着ける

べた塗りレイヤーで顔に色を着ける

選択範囲はそのままで、べた塗りレイヤーを作成し[#f1b8d3]に設定します。これで、顔の部分を塗りつぶすことができました。

目や口など抜きの部分は塗りつぶしても構いませんが、今回は最後に調整するのでそのままにしておきます。

Step06 髪の毛の選択範囲を作成し色を着ける

髪の毛の選択範囲を作成し色を着ける

髪の毛の作り方は顔と同じになります。まずは「なげなわツール」で髪の毛を選択します。色域指定で髪の毛の黒い部分を選択したら、選択範囲の拡張で[2px]拡張します。

髪の毛の選択範囲をべた塗りレイヤーで色を着ける

選択範囲が作成された状態で、べた塗りレイヤーを作成し[#fae540]に設定します。

Step07 顔のパーツと髪を切り抜き輪郭を作る

顔のパーツと髪を切り抜き輪郭を作る

顔のパーツと髪の毛の流れを作ります。顔は黒い部分、髪の毛は白い部分を切り抜きます。

まずは顔のパーツから作ります。Step03と作り方は同じですが、選択する色は「黒色」になります。「なげなわツール」で顔を囲み、色域指定で「黒色」を選択します。べた塗りレイヤーを作成し、色を[#03cdbd]に設定、顔のパーツを作ります。

つづいて髪の毛の流れを作ります。Step04と同じ流れで、色域指定では選択する色を「白」にし、同じくべた塗りレイヤー[#03cdbd]を作成します。

Step08 顔の輪郭を他のパーツと違和感がないように修正する

顔の輪郭を他のパーツと違和感がないように修正する

顔の輪郭がべったりしてと濃すぎるので、レイヤーマスクを使って整えます。整えたら2つのレイヤーを結合(Ctrl+E)します。

「鉛筆ツール」ツールを使い、ブラシの種類は「Dry Brush」「Texture1」を使用しました。

Step09 背景をべた塗りレイヤーで作る

背景をべた塗りレイヤーで作る

背面にべた塗りレイヤー[#02ccdc]を作成します。背景が顔や髪の毛に見える場合はレイヤーマスクを使って修正します。

Step10 クチ・ヒトミ・アイシャドーを描く

クチ・ヒトミ・アイシャドーを描く

各パーツごとに新規レイヤーを作り、ブラシやパスを使って、クチ[#c60d12]・ヒトミ[#ffffff]・アイシャドー[#a7e7f0]を描きます。

完成

 完成

写真をアンディーウォーホル風に加工することができました。

最初の白黒の加減で、全体の雰囲気が変わります。一度に思い通りの白黒にならない場合は、各パーツごとに白黒の濃度を変えて作ってみるのもいいと思います。

豊富なバリエーション例

豊富なバリエーション例

[調整レイヤー:色相・彩度]を使えば、豊富なバリエーションを作り出すことができます。初めから作り直さなくていいので便利ですね。

今回は人物の写真を使いましたが、動物・植物・雑貨などでも素晴らしいデザインができます。

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