をご紹介します。イラストレーターで文字に縁取りを入れるには[パスのオフセット]と呼ばれる機能を使います。
[パスのオフセット]とは、パスの外側に指定された値の分だけパスを太らせることができる機能です。今回はこの[パスのオフセット]を文字に適用させて文字に縁取りを入れていきます。
最初に[文字ツール]で適当な文字を入力します。
カラーはお好きな色を設定してください。例では薄いピンク系の色を設定しました。
縁取りをするには文字をアウトライン化させます。
文字を選択し、[右クリック→アウトラインを作成]をクリックします。
(参考記事:イラストレーターの文字のアウトライン化について)
文字がアウトライン化されました。
文字をアウトライン化することで、文字を画像と同じように扱うことができます。これで文字に縁取りを入れる準備が整いました。
さて、いよいよ文字に縁取りを適用させます。
文字を選択し、[オブジェクト→パス→パスのオフセット]をクリックします。
[パスのオフセット]ダイアログボックスが開きますので、上図のように設定します。(プレビューにチェックを入れることで、パスのオフセットの状態を確認しながら設定できます。)
文字にパスのオフセットが適用され、縁取りが生成されました。(パスは選択されたままにしておいて下さい。)
Step05とStep06の文字の太さの違いを見て下さい。設定した5px文だけ文字のパスが太ったことが分かります。これがパスのオフセットの効果です。
最後に、文字の縁取りの色を変えます。
パスが選択された状態のまま、カラーピッカーをクリックし任意の色を決めます。お好きな色を設定してください。ここで設定した色が縁取り部分の色となります。
文字の縁取りに色が適用されました。
以上が文字に縁取りを入れる方法です。やり方は簡単でしたね。
Step05の[パスのオフセットの設定]で色々なオフセットが設定できます。プレビューを見ながら様々なオフセットの効果を確認してみて下さい。
(関連記事:イラストレーターで文字に影をつける方法)
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