Photoshopでミラーボールの作り方をご紹介していきます。ドットから光の筋が見えて本当に光を放っているように見えますね。
今回はミラーボールの光を継ぎ目のない(シームレス)パターンを作る方法を参考に、ドットのパターンを作る所から始めます。
フィルターを組み合わせてミラーボールの光を作るのがポイントですが、思ったより簡単に作ることができますよ。
パターンを作るため上図の設定で新規レイヤーを作成します。
継ぎ目のない(シームレス)パターンを作る方法を参考に、ドットパターンを作り登録します。
「楕円形ツール」で『43px×43px』の正円でパターンを作り登録します。このドットのパターンがミラーボールの光になります。
ミラーボールの球体を作るため上図の設定で新規ファイルを作ります。
続いて[編集→塗りつぶし]でダイアログボックスを開いたら、Step02で作ったパターンを選択し、レイヤー全体を塗りつぶします。
ドットパターンで塗りつぶした状態です。
「楕円形選択ツール」で(Shift+ドラッグ)で正円を作り、上図のように水色のドットが円の中心にくるように配置して下さい。
選択範囲で囲まれたまま[フィルター→変形→球面]で上図の設定をし、選択範囲内だけを球面状に変形します。
選択範囲の中だけが魚眼レンズのように変形しました。
ミラーボールの原型を作るためパターンを球体状にカットします。
このままカットすると選択範囲の中がカットされてしまうので、選択範囲を反転させます。[選択範囲→選択範囲を反転]し、球状の周りを削除(Ctrl+X)します。
それでは、これからミラーボールの光を作っていきます。
Step07で作ったレイヤーをコピーし、[フィルター→ぼかし→ぼかし(放射状)→3回繰り返し]で、ドットの一つ一つから、なめらかな光が放つようにします。
ぼかしフィルターで作った光を少し荒くシャープにします。
[フィルター→シャープ→スマートシャープ]を角度を変えて各1回ずつ行ってください。
スマートシャープ効果の状態です。
ぼかし効果のふわっとした感じから、シャープで荒くなったのが分かると思います。
スマートシャープで荒くした光を滑らかにします。[フィルター→ぼかし→ぼかし(放射状)×1回]
これでミラーボールから放つ光が出来上がりました。
スマートシャープで荒くした後にぼかしフィルターを使うことで、滑らかにしても光の筋が目立つようになりました。
ミラーボールの光を目立たせるため背景の色を変えます。背景レイヤーを選択し、[編集→塗りつぶし→ブラック]で背景を黒に変えます。
これで完成です。背景を暗くしたことでミラーボールの光がより際立って本当に光を放っているように見えますね。
「ぼかしフィルター」だけでは目立たなかった光が、「スマートシャープフィルター」を合わせて使うことで光の筋ができました。
フィルターにはたくさんの種類がありますが、組み合わせることでより色々な表現ができます。フィルターの組み合わせによっては、思ってた以上の効果が表れるので色々と試してみるといいですよ。