イラストレーターで作るをご紹介していきます。
ワンポイント入ったイラストと罫線の組み合わせが素敵ですね。見た目は簡単そうですが、細かいテクニックをいくつか使っています。
今までの復習もありますのでしっかりとマスターしてみて下さい。
まずはポストカードの背景を設定します。
長方形ツールを選択し、アートボードいっぱいに長方形を描きます。
お好きな色を設定して下さい。例では塗り#91CBE5、線なしで設定しました。また、今後の作業のため、背景画像がずれないようにレイヤーをロックしておきます。
続いてポストカード右端の挿し絵である花のイラストを作成します。
ペンツールで上図のようにやや縦長のハートを描きます。
(ペンツールが使えない方は四葉のクローバーのイラストの描き方(イラストレーター)やハートのイラストの描き方2(イラストレーター)などを参考にしてみて下さい。)
Step02で作成したハートを選択し、[効果→パスの変形→変形]をクリック。[変形効果ダイアログボックス]が表示されるので上図のように設定して下さい。
OKをクリックするとハートが回転コピーされ、花のイラストが完成します。
続いてポストカード右端の挿し絵である草のイラストを作成します。
上図のように縦が細めの長方形を作成します。塗り:白(#FFFFFF)、線:なしに設定。
Step04で作成した長方形の先をとがらせます。
上図のように[ダイレクト選択ツール]で右2点を選択し、[整列パネル(ウインドウ→整列]で垂直方向中央に整列をクリックします。
すると、選択した2点が垂直方向中央1点となり、先端がとがりました。
Step05で作成したシェイプをブラシに登録します。
シェイプを選択し、[ブラシパネル(ウインドウ→ブラシ)]にドラッグ&ドロップします。[新規ブラシダイアログボックス]が表示されますので、[アートブラシ]を選択します。
続けて、[アートブラシ]ダイアログボックスが表示されますので、上図のように設定し、OKをクリックします。
続けて、草の原型を上図のようにポストカード右端に[ペンツール]で描きます。
先ほど描いた線2本を選択し、先ほど登録したブラシを適用させます。
するとペンツールで描いた線にブラシが適用され、上図のような草のイラストが出来ました!
続けて、Step03で作成した花を縮小&コピーして、上図のように草に添うようにランダムに配置します。
これでポストカードの挿し絵ができました!あとは罫線を作成するのみです。
角丸四角形ツールで角丸四角形を作成し、上図のようにポストカード左側に配置します。
続いて罫線を配置します。
罫線は一本一本配置していっても良いのですが、ブレンドツールという便利な機能がありますので、今回はそれを使います。
上図のように上と下に線を二本配置します。色は薄いグレー(#F2F2F2)を設定します。(上の線が罫線の始まりの線、下の線が罫線の終わりの線になります。)
[オブジェクト→ブレンド→ブレンドオプション]をクリックします。
[ブレンドオプション]ダイアログボックスが表示されるので、ステップ数、20と入力します。(20とはStep12で設定した2本の線の間に20本線が挿入されるという意味です。)
続いてStep12で作成した二本の直線を選択し、[オブジェクト→ブレンド→作成]をクリックします。
ブレンドが適用され、2本の直線の間に20本の直線が生成されました!
罫線の本数が気に入らない場合は、ステップ数を変えて再度試してみて下さい。
これで罫線の完成です。最後に[ブレンド→拡張]でオブジェクトを拡張しておきます。
素敵なポストカードができました!
草花のイラストもワンポイントで良い感じですね。
今回のポイントはブラシの活用とブレンドの適用です。どちらもデザイン制作では頻繁に使うテクニックですのでぜひ復習しておいて下さい!