Photoshopで布テクスチャの作り方を解説します。
やさしい風合いの繊維で織ったような布のテクスチャですね。webサイトの背景なんかに使えるかと思います。作り方は簡単でPhotoshopの[ファイバー]を使って布の質感を表現しています。
また、サイズを指定した画像の切り抜き方も解説していますので、そちらも併せてご覧下さい。
Photoshopで[新規]ダイアログボックスを開きます。
布のテクスチャを作るカンバスサイズを設定します。大きさは自由ですが、幅と高さが同じ正方形に設定します。
布のベースとなる描画色と背景色を設定します。
今回は描画色を白(#ffffff)、背景色を薄いグレー(#efeded)に設定しました。描画色が布の繊維の色、背景色が布地の色となります。
布の繊維をファイバーで表現します。
[フィルター→描画→ファイバー]をクリックします。[ファイバー]ダイアログボックスが開きますので、上図のように設定し、OKをクリックします。
ファイバーが適用され、縦に伸びる布のような繊維ができました。
続けて、[レイヤー→レイヤーを複製]で同じレイヤーを複製しておきます。
(参考記事:Photoshopのレイヤーの基本を説明)
続けて、複製したレイヤーを回転させます。
[編集→変形→回転]をクリックします。
すると上部に回転に関するオプションバーが表示されますので、上図のように設定します。
複製したレイヤー(背景のコピー)が90度回転し、布の繊維のテクスチャの向きが横に変わりました。
続けて、複製したレイヤー(背景のコピー)を[レイヤーパネル]で選択し、描画モードを[乗算]に変えます。
上のテクスチャのレイヤーと下のテクスチャのレイヤーが乗算によってうまく馴染み、布のテクスチャができました!
なお、布のテクスチャの作り方はこれで以上です。サイズがこのままで良い方はこれで完成です。
以下のStepは指定したサイズでの切り抜きの方法に関して解説しています。
現在、布のテクスチャのサイズは800×800の正方形となっています。これを800×600の長方形に切り抜きたいと思います。
[長方形ツール]を選択し、オプションバーでスタイルを[固定]、幅、長さを指定します。
(参考記事:Photoshopのトリミングを詳しく解説、写真を切り抜く方法 1(Photoshop CS5))
そのままクリックすると指定したサイズで選択範囲が表示されるので、布のテクスチャの切り抜きたい場所に選択範囲を合わせます。
[表示→定規]で定規を表示させ、定規をドラッグするとガイド(水色の線)が出るので、ガイドを選択範囲に合わせます。
続いて[切り抜きツール]を選択し、ガイドに合わせて切り抜きます。(切り抜き範囲がガイドに吸着するようになります。)
サイズを指定して切り抜くことができました。
これで布のテクスチャのサイズは800×600ピクセルの長方形になりました。
いかがでしたでしょうか?
Photoshopの[ファイバー]を利用した方法は木目テクスチャの作り方(Photoshop)でも紹介しています。布のテクスチャはこれの応用ですね。
ナチュラルな風合いの布のテクスチャです。描画色と背景色を変えることで他の色の布テクスチャも作ることができます。布は様々なデザインに合いますね。簡単にできますのでぜひお試しください!