イラストレーターで雨(しずく)のイラストの描き方をご紹介します。ちょっとしたスペースでもメッセージを入れることができれば、それだけでメッセージカードや、ポストカードになりますね。
こんなカラフルな雨のカードが送られたら雨の日のちょっぴり憂鬱な気分が、すっきりして楽しくなってしまうんではないでしょうか。
きっと、送る側のあなたも作っている最中に楽しくなってくるかもしれませんね。
吹き出しイラストを簡単に作成する方法の「雲型吹き出しイラスト」を参考にして、雲のイラストを作って下さい。[塗:白・線:黒](線は最後になしにします)。
雲は少しはみ出して配置するとかわいく仕上がります。
雨粒を作ります。
楕円ツールで<Shiftキー>を押しながら正円を作り、正円の一番上のアンカーポイントを「アンカーポイントの切り換え」でクリックし、先端をとがらせます。あとで調整できるので、作りやすい大きさで作って下さい。
これでは雨(しずく)のなみだ型には、丸みが強いので形を調整します。
Step02でコーナーポイントに切り換えたポイントを「ダイレクト選択ツール」でShiftキーを押しながら上に引き延ばします。
これで、雨(しずく)のイラストの完成です。
Step01で作った雲のイラストに合わせて雨(しずく)のイラストの大きさを調整します。
上図くらいの大きさを目安にしてもいいですし、お好みの大きさでもいいですよ。
Step04で作ったしずく型をシンボルに登録します。
しずく型を<シンボルパレット>にドラッグし上図の設定をしたら「OK」をクリック。これで登録されました。
シンボルを使って雨が降っているような配置にします。
step05で登録したしずく型のシンボルをクリックしたら、「シンボルスプレーツール」を選択します。
「シンボルスプレーツール」を設定したらクリックしながらしずく型をはみ出していいので好きなところに配置して、雨が降っているように配置します。
配置に失敗した場合は(Ctrl+Z)で一つ前の物を消します。最初の方に配置したしずく型は後で消せるのでそのままにして下さい。
配置したシンボルをオブジェクトに変換するので、上図の「シンボルパレット」の<シンボルへのリンクを解除>をクリックして下さい。
ここで、雨が降りすぎと思って消したいしずく型があれば「グループ選択ツール」でクリックし、<Delキー>か<Ctrl+X>で消去して下さい。
雨(しずく)の色をグラデーションに変えます。
上図の設定で、<サマーマルチカラー>にしたら、「グラデーションパレット」で角度を上図の設定にして、グラデーションの角度を縦から横に変えます。
水色の雨粒が虹色に変わりました。シンプルですが、これでも十分かわいくできてますね。
「アートボート」と同じ大きさのオブジェクトを用意したら、<パステルマルチカラー4>に設定します。
背景にするため[右クリック→重ね順→最背面へ]で一番後ろに配置して下さい。
グラデーションの背景にすると、かなり感じが変わりました。
雲の位置が分かりやすいように線ありにしていたので、[線:なし]に設定します。線がなくなりとてもすっきりした印象になりました。
アートボートからはみ出したオブジェクトを消します。
アートボードと同じ大きさのオブジェクトを作り、すべてのオブジェクトを選択したら、[オブジェクト→クリッピングマスク→作成]で、はみ出した余計なオブジェクトを見えなくします。
クリッピングマスクを使用した状態です。
実際は消したわけではないので容量は変わりません。クリッピングマスクについてはイラストレーターで写真を切り抜く方法を参考にして下さい。
これで完成です。雲のイラストの中にメッセージを入れてみました。
雨のイメージはブルー系が多いですが、こんなカラフルな雨もいいですよね。
今回は、簡単に規制のグラデーションを使いましたが、オリジナルのカラーで作ってみるのもいいと思います。さっそくアレンジして、かわいいカードを送って下さいね。