イラストレーターでアクリル絵の具で作ったようなマーブル模様の作り方をご紹介します。
マーブリングインクを水面でかき混ぜて作ったような模様がリアルにできてますね。
実際にマーブル模様を作るのは、作業も面倒ですが、道具もそろえなければいけないので大変です。イラストレーターなら、「うねりツール」でドラッグしていけば簡単に作る事が出来ますし、なにより何度もやり直しができるのがイラストレーターのいいところです。
イラストレーターでマーブル模様の原型を作ります。
「楕円ツール」でランダムに正円・楕円を重ねます。円同士をなるべく重ねて、大きい円の中に小さい円を入れるときれいなマーブル模様が作りやすいです。
マーブル模様の色見本を用意しました。ご参考下さい。
続いてイラストレーターの「うねりツール」を使って実際にマーブル模様を作成していきます。
「うねりツール」をダブルクリックし、上図のように設定します。
うねりツールのブラシの範囲に入っているオブジェクトが渦を巻くように変形するので、上図のようにオブジェクトの上をドラッグします。
マウスをクリックしている間に変形するので、すーっと流すようにドラッグし最後のところで指を離さず手を止め、渦を巻かせます。
上の部分がきれいに渦を巻いてますね。失敗したときは(Ctrl+Z)でやり直せます。
今度はStep02の左隣からドラッグしました。これを繰り返します。徐々にマーブル模様ができてきました。
すーっと弧を描くようなドラッグだけでなく、左右にマウスを動かすとまた違うマーブル模様ができます。
今度は、くるくると渦を描くようにマウスを動かします。変形させた部分に違う動きのドラッグをするとより面白いマーブル模様に変形します。最後にアウトライン化をして下さい。
(参考記事:イラストレーターの文字のアウトライン化について)
イラストレーターを使ってマーブル模様を作成することができました。本当に絵の具が水面で混ざり合っているようにみえますね。
「うねりツール」は使い慣れるまでは少し難しいかもしれませんが慣れてしまえばさまざまな表現ができる便利な機能です。
マーブル模様は背景だけでなくポストカードや文字の切り抜き、Webデザインなどアイディア次第で色々と活用できそうですね。作り方も簡単ですのでぜひお試しください。
(関連記事:迷彩柄の描き方(イラストレーター))