をご紹介します。
上の写真を見てみて下さい。全体的に青みがかっていて、ちょっとレトロな雰囲気が感じられますね。
Photoshopではこうした様々な写真加工ができます。Photoshopがあれば何てことのない一枚の写真をレトロなポスターやCDジャケットなんかに変身させることも可能です。
Photoshopで加工するための写真を1枚用意します。
まずは、Photoshopで写真全体のカラーバランスを変更します。
色調補正パネル(ウインドウ→色調補正)で[カラーバランス]を開きます。階調を中間調にして、上図のように設定します。(写真によって設定値は変わります。上図を参考に全体的に黄色がかった色調に設定してみて下さい。)
続いて、レトロ感を出すために写真を赤めに加工します。
Photoshopの色調補正パネルで[トーンカーブ]を選択します。トーンカーブダイアログのRGBをレッドに変更し、カーブの山を少し上にあげます。(赤みはお好みの設定でOKです。)
写真が全体的に赤めに加工されレトロ感が出てきました。トーンカーブではレッド、グリーン、ブルーの単一色の補正もできるんですね。
(関連記事:トーンカーブで写真を手軽に補正する方法(Photoshop))
続いて、[レイヤー→新規塗りつぶしレイヤー→べた塗り]で青にべた塗りします。
例では#0066ffの明るい青を設定しました。
青のレイヤーを下の写真と馴染ませます。
青のレイヤーを選択し、描画モードを[焼き込みカラー]、不透明度を50%くらいに設定します。(不透明度はお好みで結構です。)
青のレイヤーが下のレイヤーと馴染み、レトロな雰囲気のある写真になりました。なかなかいい感じです。これでも良いのですがもう一工夫します。
(関連記事:Photoshopのレイヤーの基本を説明)
さらに写真にレトロ感を演出するためノイズ加工をします。
Photoshopで[フィルター→ノイズ→ノイズを加える]をクリックします。[ノイズを加える]ダイアログで上図のように設定します。ノイズの量は多くかけると嘘っぽくなってしまうので、かすかに加えるのがポイントです。
Photoshopで写真をレトロに加工することができました。
なかなかいいレトロな感じに仕上がりました。文字を加えることでポスターやCDジャケットなんかにも使えそうですね。
ちなみに文字は中央揃えにしました。文字を中央揃えにすることで画像が引き締まり、海の静けさと期待感を演出する狙いもあります。
(関連記事:Photoshopで古いレトロ風な写真に仕上げる方法)
(関連記事:Photoshopでセピア調の写真を作る方法)