今回はPOPな吹き出しイラストの作り方をご紹介します。今回はPOP感を演出するために吹き出しを雲型にし、縁取りと影を加えてみました。
なお、吹き出しの基本的な作り方は吹き出しイラストを作成する方法(イラストレーター)でもご紹介しています。こちらも併せてご覧ください。
まずは雲型吹き出しの雲の部分を作成します。
楕円形ツールで正円を上図のようにランダムに描きます。
正円はShiftキーを押しながらドラッグすると描けます。大小大きさの異なる円をランダムに描くのがコツです。雲の中が空洞になっても気にしないで下さい。
続いて、描いた円をすべて選択して、パスファインダー(ウィンドウ→パスファインダー)で合体をクリックします。
円が全て合体して一つのパスになりました。
雲の空洞を埋めます。空洞になった部分を隠すようにペンツールで適当にパスを描きます。(上図参考)。再びすべてを選択して、パスファインダーで合体させます。
これで雲が完成しました!簡単ですね。
続いて、吹き出し部分をペンツールで描きます。吹き出しはお好みのサイズや形に描いて下さい。
吹き出し部分と雲をパスファインダー→合体で統合させます。
これで基本的な吹き出しの完成です。
続いて吹き出しをPOPに演出していきます。
吹き出しの塗りを白(#FFFFFF)、線をグレー(#E8EDED)に設定します。さらに線パネル(ウィンドウ→線)を開いて、線幅を10ptに設定し、少し太めの線にします。
線を太めに設定することで、POPな印象になりましたね。
続いて、吹き出しの影を作成します。吹き出しを選択して、Altキーを押しながら左上にドラッグします。すると、左上に吹き出しが複製されました。
下のレイヤーの吹き出しを選択し、塗り:濃いグレー(#868787)、線なしに設定し、影を作成します。最後に位置を上図のようにうまく重なるように調整します。
(関連記事:イラストレーターで文字に影をつける方法)
フォントを入れればPOPな吹き出しイラストの完成です!
フォントは丸みのあるゴシック体あたりが合うかと思います。カラーも明るめが良いですね。
作り方は簡単でしたが、吹き出しは使用頻度の高いデザインパーツです。チラシやポスター、バナーなど色々と使えそうですね。あらかじめ作っておいてストックしておくのも便利でしょう。