今回は消しゴムツールでランダムな模様を作る方法をご紹介します。
一つのオブジェクトに消しゴムツールでラインを引き、個別に塗・変形などができる、一つ一つ独立したオブジェクトを作ります。
パターン登録して模様作りや、散らしてふりかけ素材にも使うことができるのでとても便利だと思います。コツコツとひたすら図形をつくる手間が省けますよ。
図形を描きます。今回は作りやすい正方形にしましたが、形は作りたいものでも構いません。
「消しゴムツール」をダブルクリックし、上図の設定をします。数値でサイズや向きがかわりますが、今回は5ptのシンプルな正円にしました。
斜めに直線を引きたいので、<Shiftキー>を押しながらドラッグします。ガタガタの手書き風にさせたい方は<Shiftキー>は押さずにドラッグしてください。これを繰り返して好きなラインを引いていきます。
正方形にランダムに線を引きました。レイヤーを見てみるとグループ化されていない独立したオブジェクトになっているのが分かります。あとは好きに色の設定をします。
全体を淡い色に設定しました。このまま一つの模様として使用してもいいですし、変形させたり使い方は様々です。
パターン登録をします。左側はただ縮小しただけのもの、右側は縮小して、9つをランダムに向きを変え正方形に並べて登録したものです。
(参考記事:オブジェクトの形を変えずに中のパターンだけを変形する方法 (Illustrator CS5))
ロゴにパターンとして使用したものです。
ロゴの背景として使用したものです。ロゴの中に使用した時とだいぶ感じが変わりましたね。
背景の細いラインとして使用しました。
こんな風にパターンでも何種類ものデザインができますね。今回はパターンのみの使用例しかありませんが、ほかにも使い方は様々です。
変形させたり、デジタルコラージュとしてふりかけ素材としてもいいですね。いろいろアレンジして使ってみてくだい。