今回は文字をオブジェクト(パス)に沿って入力する方法をご紹介します。パスであれば直線・曲線のオープンパス、図形のクローズパスにも文字を沿わすことが出来ます。
文字を図形(丸・四角・星など)のクローズパスに沿って入力する方法を説明していきますので、曲線や直線などのオープンパスに沿って文字を入力するやり方は、「パスに沿って文字を入力する方法」を参考にして下さい。
上図のように楕円を描いた後、「パス上文字ツール」を選択し、パスの上をクリックします。
「パス上文字ツール」でパスの上をクリックすると、上図のようにパスの上にカーソルが表示され、楕円の線も消えてガイドのようになります。
この状態になれば、あとは文字を入力するだけで楕円に沿って文字が並びます。
上図に表示されている<ブラケット>をドラッグして、左右に動かしたり・内側に反転させて文字の位置を調整します。
文字の並びが右寄りなので中心にくるよう調整します。[開始点ブラケット]にアイコンを近づけて矢印を表示させたら、上図のように左にドラッグします。
※後で細かい位置を調整出来るので大体で大丈夫です。
※上図の赤い四角いアイコンは文字が隠れていると表示されます。Step04で開始点をずらしたため、表示される長さが短くなり文字がパスよりあふれた状態になってます。
今度は、[終了点ブラケット]の矢印を表示させ、文字を左にドラッグします。
[中心のブラケット]は左右にドラッグする事が出来るので、真ん中や配置したい位置に合わせやすいです。
[中心のブラケット]は左右だけでなく、パス内にドラッグすると文字が反転しパスの内側に移動します。
パスの内側に文字が配置されても位置の調整の仕方は同じです。
文字が一部隠れているので、<文字パネル>で文字の間隔を狭めて調整します。
今回は文字の大きさは変えたくないので、フォントサイズを変えずに文字の間隔を見ながら「トラッキング」の数値を設定します。
パス上の文字を選択したら、文字ツールをダブルクリックし<パス上文字オプション>を開きます。
それぞれをの<効果>を適用させると上図の様な並びになります。文字の位置調整も今までと同じです。
<パス上の位置>を適用させると、上図の様な文字の位置になり、調整も<効果>と同じく今までと同じです。
正円と星の図形に文字を添わせてみました。星のようなカーブのきついものは文字間隔を調整するときれいに文字が並びます。
パスの状態であれば、どんな図形でも文字をパスに沿わせるとが出来るので、文字を好きな形に並べることが出来ます。
文字の調整に多少の面倒くささがありますが、調整の仕方によっては素敵なデザインに仕上がりますので、色々な図形に試してみて下さい。