トーンカーブで写真を手軽に補正する方法(Photoshop)

今回はPhotoshopのトーンカーブを使って写真を手軽に補正する方法をご紹介します。

まずは下のStep01の写真をご覧ください。こちらが補正前の写真です。かなり違いますね。上の写真に比べコントラストが低く、空や海の青さも鮮明ではないです。全体的にぼやけた印象を受けますね。

今回はこうしたぼやけた印象の写真をトーンカーブを使って鮮明な写真に補正する方法をご紹介します。

Step01 1枚の写真を用意する

トーンカーブで写真を手軽に補正する方法開始

まずは1枚の写真を用意します。お手持ちの適当な写真を1枚選び、Photoshopで開いて下さい。

Step02 トーンカーブを活用

Photoshopのトーンカーブを活用

続いて、[ウィンドウ→色調補正→トーンカーブ]を選択します。

ここが今回のポイントです。簡単に説明しますね。

まずは画面中央下にある▲と△のスライダーを近づけてみて下さい。両端のスライダーを近づけることでコントラストを上げることができます。

なぜコントラストが上がるのか?

簡単に説明すると、▲は真っ黒、△は真っ白の点です。▲を右にドラッグすると真っ黒の範囲が広がるため全体的に暗くなり、△を左にドラッグすると真っ白の範囲が広がるため全体的に明るくなります。▲と△を近づける真っ黒の範囲と真っ白の範囲の差が小さくなるためコントラストを上げることができるんですね。

続いてトーンカーブ(ななめ45度に引かれている直線)の任意の点にポインタを打ち、クリック&ドラッグで上下に動かしてみます。写真が明るくなったり暗くなったりしますね。

こちらも簡単に説明します。

まず、ポインタはトーンカーブ上の好きなところに何点でも打つことができます。ポインタを上に上げると明るくなり下に下げると暗くなります。

次に▲に近い部分が写真の暗い部分、△に近い部分が明るい部分になります。図の中の山のようなものはヒストグラムといい、真っ黒な部分と真っ白な部分の分布状態を示したものです。したがって、上図のS字のようなトーンカーブの意味するところは暗い部分をより暗く、明るい部分をより明るくする作業をしています。

ポインタを利用することで写真の細かな明るさやコントラストを調整することができるんですね。

Step03 トーンカーブ適用後

トーンカーブ適用後

こちらがトーンカーブ適用後の写真です。Step01の写真と比べてみて下さい。空や海の青さ、水の透明感まではっきりとした写真になりました。

Step04 カラーバランスを変えてみる

Photoshopのカラーバランスを変えてみる

これで完成でも良いのですが、ついでにカラーバランスもいじってみたいと思います。[ウィンドウ→色調補正→カラーバランス]を開きます。

より青さを強調したいので、中間調にチェックを入れ、シアンとブルーの割合をほんの少し増やします。

出来上がり!

Photoshopのトーンカーブで写真を手軽に補正する方法

以上で写真補正は終了です。

今回のポイントはトーンカーブでした。トーンカーブは明るさ、コントラスト、色相まで補正することができます。プロでも簡単な補正であれば、トーンカーブのみで済ませてしまう人も結構います。

まずは実際に写真を用意してトーンカーブで色々といじってみて下さい。ちょっとした作業で写真を簡単にグレードアップさせることができます。

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