今回はイラストレーターで配色を生かしたパターンの作り方をご紹介します。
今回のポイントは配色。配色次第で初心者の方でも簡単にオシャレなパターンを作ることができます。これからの季節、秋や冬に合うようなシックな色でまとめてみました。
イラストレーターで新規ファイルを開き、アートボードと同じ大きさの長方形を描きます。塗りは#E0DBD3、線なしで設定。
のちの作業のため長方形のレイヤーをロックしておきます。
続いて今回使う配色をあらかじめ作っておきます。今回のポイントはここです。
アートボードの端に今回使う配色を長方形ツールを使って作っておきます。こうすることで、配色の作業が楽になり、色合いに統一感が生まれます。
なお、ご自身で配色を決める際は、Adobe kluerなどを参考にしてみて下さい。
それでは早速、パターンを作成していきます。
角丸四角形ツールで角丸四角形を作成し、[オブジェクト→変形→個別に変形]をクリックします。上図のように85%に設定し、[コピー]をクリックします。(コピーをクリックを忘れずに!)
続けて、変形の繰り返し(Ctrl+D)を2回適用します。
角丸四角形の中に縮小された角丸四角形が3つ作成されました!
デザインが単調なので少し微調整します。
内側から2個目の角丸四角形を選択し、[オブジェクト→変形→拡大・縮小]をクリック。上図のように95%に設定してOKをクリックします。これでパターンの原型が出来上がりました。
いよいよパターンに配色していきます。
Step02で作った配色をパターンに適用させていきます。まず、①着色したい角丸四角形を選択し、②スポイトツールを選択、③好みの配色をクリックします。
同様の手順で他の角丸四角形も配色していきます。色の順番は適当でOKです。
角丸四角形をコピー&ペーストして違う配色のパターンも作成しておきます。
大きさも大小さまざまなものを作成しておいて下さい。最後にこれを配置して完成です。
大小、配色の違う様々なパターンをランダムに並べてみました。
とても簡単なデザインですがオシャレに仕上がっています。このデザインの決め手はやはり配色ですね。色の組み合わせで8割がた決まっています。
今回は配色をあらかじめ決めてスポイトで抽出する方法をご紹介しました。デザインの最中に色で悩む必要もなく作業もサクサク進みます。何より配色で成功していますので多少デザインが悪くてもごまかせます。ぜひお試し下さい。