イラストレーターでガーベラのイラストの作り方の説明をしていきます。
「中マド」という機能を使って花びらの重なる部分を透明にします。
透明?と、ピンとこない方もいるかと思います。それは上図のガーベラのイラストの白い部分に穴が開き、背景の色が見えるようになることです。一見むずかしそうに見えますが、作り方はとても簡単です。背景の色でガーベラのイラストの感じも変わるので、色々活用できるかと思います。
大まかな制作の流れは、①正円を描く→②変形→③回転コピー→④形状モードの4工程です。簡単でも出来上がりは素敵なのでぜひ作ってみて下さい。
「楕円形ツール」でShiftキーを押しながら正円を描きます。お好きな色で[塗り:あり・線:あり]。
正円を選び「効果→パスの変形→パンク・膨張」を選びます。
[パンク・膨張]を上図のように設定し正円をパンクさせX字に変形させました。これでガーベラの花びらが一度に4枚できました。
花びらを選択したまま、「回転ツール」を上図の設定します。すると花びらが回転コピーされました。
そのまま回転コピーを3回繰り返します。(Ctrl+D)×3回
ガーベラの花らしくできましたが、まだいまいちですね。
ここで今回のポイント「中マド」を使います。
すべての花びらを選択し[パスファインダー→形状モード→中マド(Alt+クリック)]。これで重なり合った部分が透明になり背景の色が見えるようになりました。(ここでは背景色が白なので抜けた部分が白になっています)
これでガーベラのイラストができました
見た目は完成ですが実際はまだ正円がいくつも回転しただけの状態です。アピアランスの分割をしてガーベラのイラストを仕上げます。
アピアランスの分割についてはアピアランスの意味と分割とは?に詳しい説明が載っているので参考にしてみて下さい。
かわいらしいガーベラのイラストができましたね。
見た目より作り方はとても簡単だと思います。色や大きさを変えて色々アレンジしてみて下さい。