Photoshopで写真をトイカメラで撮ったような加工をします。
トイカメラで撮ったような加工の仕方は色々とありますが、今回は全体にピンクがかった柔らかい印象に仕上げます。
トイカメラの表現は小物の写真に一工夫加えたい時に重宝しますし、ちょっと失敗した画像にも使えますね。
トイカメラ風に加工する画像を用意します。
画像のレイヤーをコピーし、順番を一番上にします。コピーしたレイヤーは非表示にして下さい。(参考:Photoshopのレイヤーの基本を説明)
※今回はpixtaで購入した写真を使います。(上記写真はpixtaで購入した写真です。こちらの写真を使用する際は必ず同サイトで購入し使用して下さい。)
トイカメラ風に加工するため、まずは画像全体をぼかします。
[フィルター→ぼかし→ぼかし(ガウス)]で上図の設定をします。トイカメラ風に全体のピントを甘くしたような感じにします。
(参考記事:Photoshopのぼかし(ガウス)を使った背景のぼかし)
画像全体がぼかされました。トイカメラのピントがずれたような表現が演出できましたね。
コピーした画像レイヤーを表示させます。[フィルター→その他→ハイパス]で上図の設定。
画像全体の輪郭を出します。
全体にグレーがかってますが、画像の輪郭がくっきり出てます。
ハイパスを適用したレイヤーを[描画モード:オーバーレイ]に変更します。
2つのレイヤーを重ね、ぼかした部分とはっきりした輪郭がうまく現れました。少しづつトイカメラらしい表現になってきましたね。
トイカメラらしくするため、画像全体の色を調整します。
[新規調整レイヤー→トーンカーブ]を追加。上図のような設定で、全体に青ピンクがかった画像に調整します。
※画像によって調整が変わってくるので、画像を見ながら少しずつ調整してください。
(関連記事:トーンカーブで写真を手軽に補正する方法(Photoshop))
画像全体が青ピンクがかって淡い色になりました。これでぐっとトイカメラらしくなってきましたね。
画像の周りに、影のような枠を作り、トイカメラ風に加工します。
ぼかした画像にレイヤースタイルのシャドウ(内側)を設定。画像を見ながら大きさと色の濃淡を調整します。
写真をトイカメラ風に加工することができました。
Photoshopで少し手間を加えるだけで簡単にトイカメラ風の表現をすることがでました。小物の写真だけでなく、風景や人物の写真もチャレンジしてみて下さい。
各数値の設定は画像によって変わってきますので、画像を見ながら好みのトイカメラ風の表現にしてみて下さい。
(関連記事:写真を幻想的な雰囲気に加工する方法(Photoshop))