Photoshopのレイヤーの基本を説明

レイヤーはPhotoshopで画像を操作するには必要不可欠、Photoshopの要です。レイヤーがなければ何も操作をすることができません。初めての方はどう扱っていいのか、何ができるのかよく分かりませんね。

Photoshopのレイヤーの基本を各項目にしましたのでご覧ください。

1. レイヤーとは

日本語にすると「層」という意味になるそうでが、これではよく分かりませんね。物に例えると、[レイヤー=透明フィルム]というと少し分かり易いかもしれません。

レイヤーは色を塗ったり、文字を書いたり、写真などの画像を載せることができます。Photoshopはこのレイヤーをいくつも重ねて、合成画像や画像修正などをします。

2. 図で見るレイヤーの構造

例として、レイヤーにりんごのイラストを3つのパーツ(実、ヘタ、葉)に分けて配置します。

Step01 レイヤーの並び

図で見るPhotoshopのレイヤーの構造

レイヤーを上から見ると一つのリンゴに見えますね。横から見ると、上から葉、ヘタ、実の順番にレイヤーが並んでいます。

絵の描かれていない部分は透明なので、レイヤーが重なっても下の画像が見えるようになってます。レイヤーが透明な時はグレーと白のチェックの背景になります。

Step02 レイヤーの並びを入れ換える

レイヤーの並びを入れ換える

リンゴの実と葉のレイヤーの上下入れ換えます。上下のレイヤーを入れ換えたので、実の後ろに葉やヘタが見えます。

レイヤーは一番上にあるものが手前に表示されます。このようにレイヤーは重ねる順番が大切になります。

3. 背景レイヤー

新規ファイルを作成する時に、カンパスカラーを透明以外で設定したり、画像を開くと背景レイヤーというものができます。

背景レイヤー

レイヤーパレットを見てみると、背景という名前で鍵のアイコンがついたレイヤーが表示されます。

背景レイヤーは通常のレイヤー(透明なレイヤー)と少し違います。ある一定の操作はできますが、移動など操作できないものがあります。

背景レイヤーを通常のレイヤーに変えるには、背景レイヤーをダブルクリックします。これで通常のレイヤー(透明のレイヤー)と同じ操作ができるようになります。

参考記事:Photoshopで背景を透明にする方法

4. レイヤーパレットの名称一覧

レイヤーパレットにはたくさんの機能があります。

Photoshopのレイヤーパレットの名称一覧

①サムネール:レイヤーの画像を表示。
②レイヤーの表示・非表示:目のアイコンをクリックして切り換えます。
③レイヤーのリンク:複数のレイヤーを一緒に操作する。
④レイヤースタイルの追加:レイヤーの画像に質感や陰影などを加えます。
⑤レイヤーマスクの追加:レイヤーの画像を編集せずに、いらない部分を消し(隠し)ます。(マスクに関してはPhotoshopのマスクの基本的な使い方を参考)
⑥塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成:レイヤーを直接編集せずに、画像の編集をする。
⑦新規グループを作成:レイヤーをグループにして扱いやすいようにまとめる。
⑧新規レイヤー:レイヤーを追加。またはレイヤーをアイコンにドラッグしレイヤーをコピー。
⑨レイヤー削除:ごみ箱。レイヤーをアイコンにドラッグする。
⑩ロック:編集や、移動をできないようにする。
⑪描画モード:モードを変更して下のレイヤーの画像と合成する。
⑫レイヤーの検索:レイヤーを種類別に検索(大量のレイヤーがある時に便利)する。
⑬塗り:レイヤーの画像の透明度を調節。スタイルの効果には適用できない。
⑭不透明度:スタイルの効果を含め、レイヤーの画像の透明度を調節。薄くなると下の画像が見えてくる。
⑮レイヤーメニュー:レイヤーパレットのアイコン以外の機能が表示されます。

この他にも、レイヤーによってレイヤーを右クリックすると違うメニューが表示されます。

この投稿文は次の言語で読めます: 英語

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