イラストレーターでオリジナルのペイントブラシを作ります。
イラストレータにはあらかじめ、ハケの形のブラシが入ってます。ただ、それをそのまま使うより、オリジナルのブラシを作ることでデザインの幅を広げることができます。
今回のブラシはペンキのような粗く書くデザインに向いてますが、アレンジしやすいので色々なペイント風のブラシを作ることができます。文字の回りのインクのハネの作り方は墨汁を飛び散らしたようなイラストの作り方(Illusutrator)を参考にして下さい。
毛先の細いブラシを作るため、[長方形ツール]で細長い長方形を作ります。長方形を<Alt+Ctrl+クリック>で横に移動コピーし全部で13本並べます。
この時、長方形の間が離れるより、ぴったりくっつけるか、少し重なる方がいいです。
[リンクルツール]を設定します。上図のようにブラシの大きさは長方形を囲むくらいにします。 長方形の上下とも[リンクルツール]のブラシをあて、好みのギザギザになるように少しずつ変形します。
[リンクルツール]の設定はあくまでも目安です。納得がいく形になるまでやり直したり、設定を変えてみてください。
長方形の上下が毛先のように細くギザギザになりました。
[すべての長方形を選択→右クリック→変形→個別に変形]。形が気に入らない時は、プレビューのチェックを入れ直してください。入れ直すたびに形が変わります。
ギザギザがランダムに上下し、長方形の間隔も少し開きました。
[すべてを選択→パスファインダー→合体]で、一つのオブジェクトにします。
これでもブラシとして十分な形ですが、もう一工夫します。
ブラシを少しだけ扇状に変形します。[効果→ワープ→円弧]。その後アピアランスを分割します。
ブラシの上が広がり、扇状になりました。
出来上がったブラシを[ブラシパネル]にドラッグします。アートブラシにチェック、アートブラシオプションを設定したら登録完了です。
登録したブラシを選択したら、[ブラシツール]で文字を描きます。デザインにもよりますが手書き感を出すために、マウスでざっくり描いてます。
色や背景でブラシの雰囲気が変わりますね。あらかじめ登録されたブラシを使うのは便利ですが、自分のイメージするブラシが使えればよりデザインの幅も広がります。
各設定を変えて色々な種類のブラシが作れます。ぜひアレンジしてみてください。