Photoshopでとろけたチョコがけクッキーのイラストを作ります。
今回はこんがり焼き上がったクッキーと、とろけたチョコレートのテキストエフェクトをレイヤースタイルで表現します。バレンタインをイメージした作品にも使えますね。
テキストだけでなく、カスタムシェイプなどを使ってハートや星など色々な形で美味しそうな作品を作ってみて下さい。
まずはクッキーを作ります。
文字マスクツールを使い、[フォント:Arial Black・400pt]で入力し、文字の形の選択範囲を作ります。
(Alt+Ctrl+R)で境界線を調整のダイアログボックスを表示し、文字の角を丸く全体に少し丸みのある文字にします。(型抜きしたクッキー生地のよう)
※フォントの大きさで値が変わります。プレビュー表示は見やすいものを使用して下さい。
新規レイヤーを作成し、「塗りつぶしツール」を使い[#ebb06e]の色で文字の形に塗りつぶします。塗りつぶしたら、(Ctrl+D)で選択範囲を解除します。
(Alt+T→G)でフィルターキャラリーを表示します。テクスチャのテクスチャライザーを選択し、プレビューを見ながら、ザラザラした質感を作ります。
焼き上がりのふっくらした立体感と、クッキー独特のザラザラした質感を作ります。テクスチャのパターンは[アーティスト→灰色のみかげ石]です。
光彩(内側)でクッキーの縁に焼き色を作ります。ドロップシャドウで立体感を出します。
焼き目のついた美味しそうなクッキーの完成です。
チョコレートを作ります。
新規レイヤーを作成したら、クッキーのサムネイルを(Ctrl+クリック)し、選択範囲を作ります。
(Alt+S→M→E)で選択範囲を拡張し、[#462604]で塗りつぶします。これでクッキーより一回り大きいチョコレート色の文字ができました。
コーティングしたチョコレートのつやと立体感を出します。
サテンでとろけたチョコのつやを出します。ドロップシャドウでチョコレートの影を作ります。
コーティングチョコレートが完成しました。
チョコレートのレイヤーにレイヤーマスクを追加します。[ハード円ブラシ]を選択し、とろ~ととろけたチョコレートに見えるように、余分な部分をマスクします。
レイヤーマスクについては(参考記事:Photoshopのマスクの基本的な使い方)
クリックするたびに、違う色のトッピングを描けるようにします。
[描画色:#f70089・背景色:#ff6900] を設定し、ブラシパネルのカラーを設定します。
新規レイヤーを作成したら、チョコレートの上に散らばせたトッピングを描いていきます。トッピングが完成したら、トッピングのレイヤーをコピー(Ctrl+J)します。
下のトッピングのレイヤーを選択します。
ベベルとエンボスでくぼみを作り、ドロップシャドウでさらにトッピングがチョコレートに埋まっているように見せます。スタイルの設定ができたら、[不透明度:70%・塗り:0%]に設定します。
コピーしたトッピングのレイヤーを選択します。レイヤースタイルのベベルとエンボスを使ってトッピングに丸みをつけます。
とろ~りとろけたチョコがけクッキーイラストの完成です。
こんがり焼けたクッキーに、とろ~ととろけたチョコレートがかかってとっても美味しそうです。トッピングを加えたことで、よりかわいく表現できました。
各パーツの色を変える事で、たくさんのバリエーションを楽しむことができますね。
今回、フォントサイズは400ptで作成しています。作る大きさによってレイヤースタイルも拡大・縮小して下さい。