Photoshopで暗い雪景色を明るく補正する方法

Photoshopで暗く撮れた雪景色の写真を明るく補正します。

雪景色はホワイトバランスをAUTOで撮影すると、白い雪がグレーがかって全体に暗く撮れてしまいます。せっかくの素晴らしい白銀の世界も台無しの写真になってしまいますね。

今回はこの暗くなった雪景色を白とびしないように明るく補正します。

Step01 Photoshopで写真を開く

Photoshopで写真を開く

Photoshopで写真を開きます。

雪景色が全体的に薄暗くなっています。雪の写真の補正は明るくしすぎると、白とびしたりただの白い塊になってしまうので、プレビューを見ながらやりすぎに注意して少しずつ調整します。

今回はshutterstockで購入した写真を使います。
(上記写真はshutterstockで購入した写真です。こちらの写真を使用する際は必ず同サイトで購入し使用して下さい。)

Step02 トーンカーブで画像の明るさを調整する

[ハイライト]
トーンカーブで画像の明るさを調整する ハイライト

レイヤーパネルから[新規調整レイヤー:トーンカーブ]を作成し、トーンカーブのパネルを開きます。ハイライト部分のカーブを引き上げ全体に明るくします。

[シャドウ]
トーンカーブで画像の明るさを調整する シャドウ

全体が明るいだけだと、のっぺりした写真になってしまいます。シャドウ部分のカーブを引き下げ、黒い部分をより暗くします。

[中間色]
トーンカーブで画像の明るさを調整する 中間色

中間部分のカーブを引き下げます。暗い部分をもう少し暗くして、メリハリを作って奥行きを出します。

シャドウ部分を濃くしすぎると、雪が少ない画像になってしまうので、プレビューで様子を見ながら調整します。

トーンカーブで画像の明るさを調整した状態

トーンカーブで調整した状態です。全体が明るくなり、暗い部分はしっかり暗くなっています。一度に一気に明るくしすぎないように、様子を見ながら各設定の調整を繰り返してみて下さい。

Step03 ハイパスフィルターで輪郭を出す

ハイパスフィルターで輪郭を出す

写真全体の輪郭を出して、もう少しすっきりとした画像にします。

画像のレイヤーをコピーし、[フィルター→その他→ハイパス]でプレビューを見ながら、輪郭が見える状態にします。

ハイパスフィルターで輪郭を出した状態

[描画モード:オーバーレイ]・[不透明度:69%]に変更します。

Step04 色かぶりを補正する

色かぶりを補正する

少し青みがかっているので、色かぶりの補正をします。レイヤーパネルから[新規調整レイヤー:べた塗り]を作成しカラーピッカーを表示します。

青みを抑えるオレンジ系の色を設定し[描画モード:カラー]・[不透明度:5%]に変更します。今回は[#f19149]を使用しました。

色かぶりを補正した状態

少し赤みを加えたので、色かぶりが補正されました。

(関連記事:色かぶりした料理の写真を補正しておいしく見せる方法(Photoshop)

完成

 完成

暗く撮れた雪景色が、明るく補正されました。

補正前と比べると、全体に明るくなっても、暗い部分はしっかり暗く、雪の白さが引き立っています。

雪や白い被写体は、補正すると白とびしやすいので、画像を見ながら少しずつ調整して下さい。

こちらもチェック!:明るめに撮れた黒い被写体を艶や陰影をつぶさずに補正する方法(Photoshop)

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