今回はPhotoshopで凹凸のあるロゴとオリジナルのテクスチャの作り方をご紹介します。作り方の流れとしてはテクスチャの作成、マスクの適用、レイヤースタイルの適用です。
少々ややこしいところもありますが、順を追って解説していきます。全部作るのが面倒な方はレイヤースタイルだけでも習得していって下さい。
まずは背景のテクスチャから作りはじめます。
Photoshopを開いてカンバスサイズ800×600に設定します。
[レイヤー→新規塗りつぶしレイヤー→グラデーション]をクリックして、上図のように[グラデーションで塗りつぶし]を設定します。
(参考記事:Photoshopでグラデーションをプロっぽく仕上げる方法)
次に新規レイヤー(レイヤー→新規→レイヤー)を作成して、[フィルター→描画→雲模様1]を適用させます。続けて[フィルター→描画→雲模様2]を適用させます。
(参考記事:Photoshopのレイヤーの基本を説明)
さらに、[フィルター→変形→波形]をクリックし、[波形]ダイアログボックスを開きます。[波形]ダイアログボックスで上図のように設定し、OKをクリックします。
[波形]を繰り返し適用させます。
[フィルター]をクリックすると先ほど適用させた設定の[波形]が一番上に表示されますのでそれを2回くらい繰り返しクリックします。
[波形]を適用させたレイヤーの描画モードを[ソフトライト]に変更します。
[レイヤー→新規塗りつぶしレイヤー→べた塗り]をクリックして、塗りを#918278にします。
[レイヤー→レイヤーマスク→削除]をクリックし、適当な文字を入力します。
(参考記事:Photoshopのマスクの基本的な使い方)
[レイヤー→重ね順→背面へ]をクリックして[べた塗り1]を[レイヤー1]の背面に移動します。
[レイヤー]パネルで入力したテキストレイヤーの「T」の字をCtrl+クリックします。
文字が選択範囲で囲まれたことを確認してください。
続けて、[レイヤー]パネルで[べた塗り1]を選択して、[レイヤー→レイヤーマスク→選択範囲をマスクする]をクリックします。
余計なテキストレイヤーを非表示にします。
テキストレイヤーの目の部分をクリックして非表示にします。
テクスチャとロゴが完成しました!
文字の形に背景のグラデーションが切り抜かれているのを確認してください。後はロゴに[レイヤースタイル]を適用させて立体感を演出していきます。
ロゴにドロップシャドウを適用させます。
[レイヤー→レイヤースタイル→ドロップシャドウ]をクリックして、[レイヤースタイル]ダイアログボックスを開き、上図のように設定します。
まだOKはクリックしないで下さい。
続けてべベルを適用させます。
[レイヤースタイル]ダイアログボックスの右側[べベルとエンボス]をクリックします。右側の詳細設定が[べベルとエンボス]に変わりますので、上図のように設定し、OKをクリックします。
文字にドロップシャドウとべベルが適用されました。べベルとドロップシャドウにより平面的な文字が立体的になりましたね。
今回はテクスチャとマスクに少々間がかかってしまいました。ただし、レイヤースタイル自体はそんなに難しくなかったかと思います。
Photoshopのレイヤースタイルは非常に細かい設定が可能です。今回の設定以外にも多くの表現ができます。ぜひお試しください。