イラストレーターで迷彩柄の描き方をご紹介します。
今回のテーマは迷彩柄ですが、迷彩柄の描き方はみなさんご存じですか?よく目にするデザインですが、意外に複雑な形状をしてますよね。
今回はこうした複雑な迷彩柄をイラストレーターの「パスの変形」を使って簡単に作成してみようと思います。描き方も簡単ですし、他の柄や模様にも応用できるTipsですので、覚えておいて損はないですよ。
まずは迷彩柄のパーツを描きます。
イラストレーターのペンツールで上図のように簡単な図形を描きます。描き始めやアンカーポイントの位置、数で迷彩の模様が変わってきます。
Step01で描いた迷彩柄のパーツに丸みをつけます。
[効果→パスの変形→ジグザグ]で上図の設定します。この時、形が気に入らない場合は「ダイレクト選択ツール」で調整して下さい。
Step01で描いた迷彩柄のパーツがぐにゃっとした形に変形しました。見た目だけの変形なので[オブジェクト→アピアランスを分割]でアウトライン化をします。
(参考記事:イラストレーターの文字のアウトライン化について)
迷彩柄のパーツに色を設定します。色を塗り・線なしで上図のように設定します。
迷彩柄のパーツをコピーぺーストで配置していきます。アートボードからはみ出した方が迷彩柄が作りやすいです。
同じパーツをつなげて大きいパーツにしたり、違うパーツをくっつけたりして、好きな位置に配置して下さい。
「長方形ツール」で上図のサイズと色の長方形を作り、位置をアートボードに合わせます。
Step06で作った長方形を一番後ろに移動します。[右クリック→重ね順→最背面へ]で移動し背景にします。
アートボードから迷彩柄のパーツがはみ出してるので、周りをカットします。
step06と同じように長方形を作り、すべてのオブジェクトを選択したら[オブジェクト→クリッピングマスク→作成]でトリミングします。
以上が迷彩柄の描き方です。いかがでしたでしょうか。たった3つのパーツからできたようには思えない出来ですね。
今回のTipsでは迷彩柄の形、色、配置、すべてがアレンジできます。自分好みの迷彩柄が無自由に作れますね。
また、パーツを組み合わせて背景を作るという発想は迷彩柄以外にも応用できます。今回のTipsのようにイラストレーターの「パスの変形」を使えば思わぬ形や模様ができるかもしれませんね。
(関連記事:イラストレーターでマーブル模様の作り方を解説)