今回はPhotoshopの画像の角度補正でできた空白部分を補う方法をご紹介します。
以前「Photoshop 写真の傾きを補正する方法」でご紹介した画像修正では、画像が水平になると四隅に空白部分ができてしまうため、トリミングをしなければいけません。
ですが、トリミングをすることで、画像のサイズが小さくなってしまいます。今回は、その空白部分を自動的に補う方法を説明していきたいと思います。
角度補正後「Photoshop 写真の傾きを補正する方法」の画像を使用しています。
「自動選択ツール」で白い空白部分を選択します。色指定で選択範囲を作ろうとすると、画像の白い部分も選択されるので気を付けてください。
このままでは画像と空白を補った部分に境目ができてしまうので、1px~10pxほど拡張します。画像によって拡張サイズが変わってきますが、今回は1pxに設定しました。
選択範囲が拡張されStep01より画像に選択範囲が被っているのが分かると思います。
[編集→塗りつぶし→コンテンツに応じる]に設定し、空白部分を補います。
選択範囲で囲まれた部分が画像となじんで補われました。
一見きれいに補われたように見えますが、よく見ると左上に同じ雲が並んでいる状態なので不自然ですね。
これを、「写真に不要な物が写りこんでしまった部分を消す方法」で使用した、「コピースタンプツール」などを使って修正していきます。
完成しました。どうですか?コンテンツに応じた自動修正のままよりも、とても自然になりました。
とても便利な機能ですが、複雑な画像には不向きです。空や、海など同じ画像を繰り返しても分かりにくような画像にはとても使いやすいと思います。
簡単な画像でもうまくいかない時もあるので、必ず補正した部分を拡大して確認をしてくださいね。
(関連記事:Photoshop 写真の傾きを補正する方法)
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