メダルバッジを作る方法(イラストレーター)

今回はイラストレーターでメダルバッジを作る方法をご紹介します。

メダルバッジはアイコン、バナーや雑誌、チラシ、POPなど様々な場面でよく見ますね。ランキングや賞の受賞など何か社会的な評価を得たモノに対して使われるパーツです。

定番中の定番のパーツですので作り方はマスターしておきたいですね。基本の作り方をマスターすれば、オリジナルのメダルもいくらでも作ることもできます。

Step01 メダルのギザギザを作る

メダルバッジ作成開始

まずはメダルの外側のギザギザした円を作ります。作り方は色々ありますが、今回は[スターツール]から作りたいと思います。

イラストレーターで[スターツール]を選択し、アートボード上をクリックします。オプションが表示されるので上図のように設定します。外側がギザギザした円が出来ました!

Step02 ギザギザにグラデーションを設定

ギザギザにグラデーションを設定

ギザギザした円にグラデーションを設定します。今回のポイントはここです。

やや複雑な設定ですが[グラデーションパネル]で上図のように設定します。こうした複雑なグラデーションの設定は私はHSB(色相・彩度・明度)で設定します。HSBモードでは色相を固定することができるので、あとは彩度と明度をいじるだけでOKになります。設定が楽ですね。

また、今回のグラデーションは斜めから濃い黄、薄い黄を順々に設定し、位置を微妙に不規則にします。こうすることで光がメダルに反射しているような演出をすることができます。

Step03 メダルの内側に円を描く

メダルバッジの内側に円を描く

続いて、メダルの内側に円を描いていきます。

楕円形ツールで上図のように塗り:なし、線:白の円を描きます。内側にうまく円を描く方法は、スマートガイド(表示→スマートガイド)にチェックを入れ、中心からAlt+Shift+ドラッグで描きます。

Step04 さらに内側に円を描く(パスのオフセット)

さらにメダルバッジの内側に円を描く

さらに内側に円を描きます。同様に楕円形ツールで描いても良いのですが、今回は[パスのオフセット]を使います。

先ほど描いた円を選択して、[オブジェクト→パス→パスのオフセット]をクリックします。ダイアログボックスで上図のように設定します。先ほど描いた円の15px内側に円が描かれました!

Step05 パス上文字ツールを使う

パス上文字ツール

Step04で描いた円を塗り:なし、線:なしに設定し選択します。

[パス上文字ツール]を選択し、文字を書きたいところをクリック。文字を入力します。パスの円に添って文字が入力されました!ブラケットを移動し、文字を整えます。

Step06 さらに内側に円を描く

さらにメダルバッジの内側に円を描く

先ほど描いた文字の内側に、Step04と同様にパスのオフセットを使って円を描きます。

これでメダル部分が出来ました!

グラデーションによってメダルの光沢感もうまく表現されてますね。これで完成でもよいのですが、今回はメダルの下にリボンも追加していきたいと思います。

Step07 ペンツールでリボンを描く

ペンツールでリボンを描く

ペンツールでリボンを描きます。

両方同じように描くのは面倒なので、片方を描いて反転コピーします。

参考記事:リボンのイラストの描き方(イラストレーター)

Step08 リボンにグラデーションをかける

リボンにグラデーションをかける

続いてリボンにグラデーションをかけます。

グラデーションツール(ウィンドウ→グラデーション)を選択し、上図のように設定します。

Step09 リボンをメダルの背面に設置

リボンをメダルバッジの背面に設置

グラデーションをかけたリボンをグループ化(Ctrl+G)し、最背面に移動(Ctrl+Shift+[ )します。

さらに全てを選択(Ctrl+A)し、グループ化(Ctrl+G)しておきます。

Step10 メダルに影をつける

メダルに影をつける

最後にメダルに立体感を出すため、かすかな影をつけます。

メダルを選択し、[効果→スタイライズ→ドロップシャドウ]をクリック。ダイアログボックスで上図のように設定します。

関連記事:イラストレーターで文字に影をつける方法

出来上がり!

メダルにうっすらと影がつき、立体感を演出することができました。

シンプルなメダルバッジですが、色々な場面で使えそうですね。カラーを変えることで、銀メダル、銅メダルも作れます。

メダルは良く使われるデザインパーツです。ぜひご自身で作ってみて、いろいろとアレンジしてみて下さい。いくつかのパターンのメダルを作っておいてストックしておくのも良いですね。

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